表情一変! BMW X7、改良新型発表 エンジン・内外装など全面的に変更

公開 : 2022.04.13 19:45

BMW X7がフェイスリフトを受けました。外観だけでなく、車載機能やエンジンなども変更が施されています。

BMW最新デザイン 印象を刷新

BMW X7の改良新型が発表された。マイナーチェンジではあるが、分割型ヘッドライトを採用した新しいフロントエンドに加え、最新の車載システムやパワートレインなど、細部にわたって多くの変更が加えられている。

8月の欧州発売に先立ち発表された2022年モデルのX7。現行世代は2018年後半に登場し、アウディQ8メルセデス・ベンツGLSのライバルとして、米国のスパルタンバーグ工場で生産が開始された。

BMW X7
BMW X7    BMW

今回採用された特徴的な分割型ヘッドライトは、BMWの新たなデザイン戦略の一環である。将来的には、セダン、ワゴン、SUVなどの異なるモデルに共通のデザイン要素を持たせつつ、それぞれ独自の外観を与えていく。

X7では、ヘッドライト上部にデイタイム・ランニングライトとウィンカーが配置されている。下部には、アダプティブ・マトリクスのLEDプロジェクターが備わっている。

フロントバンパーも大きく変更され、ブレーキ冷却用のエアダクトが新たに組み込まれた。ロアエアダクトのデザインも変更され、アルミニウムルックのエレメントが追加されている。

先日発表されたBMW 8シリーズと同様に、X7でもLED内蔵のフロントグリル、アイコニック・グローが採用された。これは、最上位のM60i xドライブに標準装備され、その他のモデルではオプションとして設定される。

リアエンドでは、テールライトの造形が変更され、LEDのグラフィックも一新。また、左右テールランプの間にあるクロームバーの形状も変更されている。

従来通り、M60i xドライブのスタイリングを模倣し、21インチのアルミホイール(標準は20インチ)を装備したMスポーツ・スタイリング・パッケージも選択可能。また、新デザインの22インチホイールと合わせて、23インチホイールがオプションで用意されるのはBMWとして初めてだ。

ディスプレイは一体式の湾曲型に

インテリアでは、これまでのフード付きのメーターパネルとセンターディスプレイに代わり、新型iXと同様の湾曲ディスプレイが採用された。このディスプレイは、メーター用の12.3インチディスプレイとインフォテインメント機能用の14.9インチディスプレイを一体化しており、タッチ操作と第8世代OSを搭載している。

ダッシュボードには、新しいエアコンダクトやスイッチギア、X7のグラフィックをあしらったライトバンドを装備。さらに下部には、改良されたセンターコンソールの中に新しいギアセレクターとiドライブのコントローラーが備わっている。

BMW X7
BMW X7    BMW

シートレイアウトは、引き続き6人乗りまたは7人乗りを選択できる。シート表皮のオプションも新しく用意されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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