インゲニウム・エンジンの詳細が明らかに

公開 : 2014.07.10 22:45  更新 : 2017.06.01 02:12

ジャガー・ランドローバーは、2015年1月から生産を開始し、ジャガーXEに最初に搭載される軽量4気筒のガソリンおよびディーゼル・ユニットであるインゲニウム・エンジンの詳細を明らかにした。

この新しいエンジンは、パフォーマンスの向上はもちろんのこと、CO2排出量も削減され、エンジン自体の重さも現行のものよりも軽く仕上がっており、最も重いものでも80kgしかないという。ボア、ストローク、シリンダー・スペースはすべてに共通で、1気筒あたり500ccとなる。

JLRによれば、非常に柔軟な構成が可能で、排気量を上げることも下げることも可能であり、しかも効率的なままだという。事実、3気筒や直列6気筒を制作することは理論的には何の問題もないという。

また、フロント・ドライブ、リア・ドライブ、そして4WDのすべてに対応しているというのも特徴。更に、リリースされるディーゼルおよびガソリンはターボチャージャーを備えている。

すべてのエンジンはダイレクト・インジェクションで、バリアブル・バルブ・タイミングとアイドリング・ストップを持つ。

生産される最初の2.0ℓディーゼル・ターボはAJ200Dと呼ばれる。これは、現行の2.2ℓユニットに較べ17%のフリクションの低減が可能になったという。それは、コンピュータ・コントロールによるオイルおよびウォーター・ポンプ、ローラー・ベアリングを使用したカム・フォロワー、同じくローラー・ベアリングを使用したバランサー・シャフト、電子制御によるピストン・クーリング・ジェットなどによるところが大きい。

パワートレーン・エンジニアリング・ディレクターであるロン・リーは、「インゲニウムのDNAは、可変とフレキシブルだ。そのため、将来的には更に新しいエンジンを造り出すことができる。新しい燃料、ターボチャージャー、エミッション、パフォーマンス、そして電子制御技術など、その進歩のすべてを受け入れることができるのも特徴だ。インゲニウム・プロジェクトは全くの白紙の状態からスタートしたため、このような設計が可能となった。極く普通の規制以外、デザイン・パラメータや生産技術などには一切の制限がなかったのだ。」と語っている。

JLRは、この新しいエンジンを200万マイル(320万km)ほどの実際の道路でテストしたという。生産は£5億(870億円)もの投資がなされたフォールバーハントン近くの新しいエンジン・マニュファクチャー・センターで行われる。

来るべきXEは、最高速度300km/hの最高速度を持つモデルもあり、100g/km以下のCO2排出量を持つモデルもある。また、400ps以上のパワーを持つハイ・パフォーマンス・モデルも計画されている。また、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツにもこのインゲニウム・エンジンが搭載される予定だ。

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