【第9回】森口将之の『もびり亭』にようこそ:森口流・万博の行き方、歩き方

公開 : 2025.06.11 17:05

モビリティジャーナリストの森口将之が、モビリティの今と未来を語るこのブログ。第9回は、森口流・万博の行き方、歩き方をご紹介します。

2日連続で夜間券を

大阪・関西万博に行ってきました。

モビリティ関連の展示や走行もあるので、もともと興味があったのですが、夏や秋は混みそうだし、梅雨どきは大変なので、その前しかないと決め、5月下旬に1泊2日で現地を訪れました。

夜はライトアップが美しい大屋根リング。
夜はライトアップが美しい大屋根リング。    森口将之

すでに足を運んだ人もいると思いますが、万博のチケットは1回のみ入場可能な平日券・夜間券・一日券、何度も入場できる夏パス・通期パスと、全部で5種類あります。ちなみに一日券は行く日を指定しないで買えるチケットで、夜間券は当面は16時(開場時間は9〜22時)から入場可能となっています。

僕は2日連続で夜間券を買いました。理由は一日券が7000円、平日券が6000円なのに対し、3700円と安いこと。それに1日目は朝から見ることはできないし、2日目も他に訪れたい場所がいくつかあって、フルに見ることが難しかったし、もう若くはないので、1日中歩き回るのは厳しいと考えたからです。

加えて、会場内の食事は高くて時間がかかると言われていて、大阪市内には安くてうまいものがたくさんあるので、そちらで食べようと決めたことも夜間券の理由。さらに、朝や夜は混雑するので、どちらかだけでも避けたほうが良いとも思いました。

たしかに短時間の滞在になると、パビリオンを回れる数は減ります。ただ今回は、事前に予約を入れたパビリオンがすべて抽選で外れたので、予約なしで入れる中から最低1日1カ所を攻略し、残りは空いているところに入れればいいという、ちょっと諦めモードになっていたので、夜間券でいいという結論になったのです。

行きは大阪メトロで

入口は東ゲートと西ゲートの2カ所。

東ゲートは大阪メトロ中央線の終点夢洲駅からすぐ、西ゲートは新大阪駅や大阪駅、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの足でもあるJRゆめ咲線の終点桜島駅などからバスとなります。ただしバスは桜島駅〜会場間を除き、すべて予約制です。

舞洲へ向かう大阪メトロ中央線。
舞洲へ向かう大阪メトロ中央線。    森口将之

船やマイカーという手段もありますが、桟橋あるいは駐車場は会場から少し離れており、シャトルバスでの連絡になります。なお、障害者は東ゲートの近くに専用駐車場があるので、すぐに会場入りできます。

行きは混まない時間帯なので、2日とも大阪メトロを使いました。帰りは初日は桜島駅行きバスを選びましたが、閉場時間近かったこともあってかなり並びました。そこで帰りの新幹線の時間が決まっている2日目は大阪駅行きバスを予約。こちらは発車の5分前に乗り場に行っても大丈夫でした。

入場チケットの購入やバスの予約などは、すべてスマートフォンで行い、会場の地図も公式アプリにあるマップを頼りにしましたが、入場券や地図を紙に印刷して持ってくる人も多数いました。逆に言えばその形でも入場はできるようです。

会場内の移動は、シンボルである大屋根リングの外側にバスが周回していますが、やっぱり大屋根リングの上を歩きたくなります。1周約2kmなので、半周すると15分ぐらい。とにかく眺めがいいし、木の上を歩く感触は独特。おまけに休める場所もあります。

上下2段の通路の間が芝生の土手のようになっていて、横になってくつろげるのです。リングの下や内側も、至るところにベンチがあって、休憩場所は事欠きません。実はこれ、梅田やなんばの繁華街も同じでした。カフェで飲み物を頼まないと座れないようなところも多い東京から見ると、羨ましかったです。

記事に関わった人々

  • 執筆

    森口将之

    Masayuki Moriguchi

    1962年生まれ。早稲田大学卒業後、自動車雑誌編集部を経てフリーランスジャーナリストとして独立。フランス車、スモールカー、SUVなどを得意とするが、ヒストリックカーから近未来の自動運転車まで幅広い分野を手がける。自動車のみならず道路、公共交通、まちづくりも積極的に取材しMaaSにも精通。著書に「パリ流環境社会への挑戦」(鹿島出版会)「MaaSで地方が変わる」(学芸出版社)など。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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