ミドルサイズSUV『ホンダZR-V』を一部改良 特別仕様車『ブラックスタイル』と『クロスツーリング』設定

公開 : 2026.03.26 11:00

3月26日、ホンダはミドルサイズSUVの『ZR-V』を一部改良し、3月27日から発売すると発表しました。ZR-Vは2022年11月に発表され、翌年4月に発売された現行型が初代です。篠原政明が解説します。

パワートレインはハイブリッドのみに

3月26日、本田技研工業(以下ホンダ)はミドルサイズ(Cセグメント)SUVの『ZR-V』を一部改良し、3月27日から発売すると発表した。

ZR-Vの日本仕様は2022年11月に発表され、翌2023年4月に発売された現行型が初代となる。『日本仕様は……』と記したのは、それより先の2022年4月に米国法人のアメリカン・ホンダモーターが『HR-V』としてこのクルマを先に発表し、後に中国でも『ZR-V』として発表したからだ。

ミドルサイズSUV『ホンダZR-V』が一部改良。3月27日から発売される。
ミドルサイズSUV『ホンダZR-V』が一部改良。3月27日から発売される。    山本佳吾

なお、日本仕様と北米仕様(HR-V)や中国仕様はグリルなどのデザインが異なる。

国内では先代(5代目)CR-Vの後継モデルとして登場したZR-Vは、日本の街中でも扱いやすい適度なサイズながら室内の広さも十分で使い勝手は高く、パワートレインはハイブリッドのe:HEVも搭載し、スポーティな走りも楽しめる、いかにもSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)らしい1台として人気を集めた。

日本での発売開始から約3年。今回の一部改良で、まずパワートレインは従来型でラインナップされていた1.5Lターボのガソリンモデルを廃止し、2L+2モーターによるハイブリッドのe:HEVのみとした。これは、今後の電動化の流れを鑑みてのことだという。

また、後述するが特別仕様車の『Zブラックスタイル(以下、ブラックスタイル)』と『Zクロスツーリング(以下、クロスツーリング)』を新たに設定。ラインナップは、ベーシックグレードの『X』、上級グレードの『Z』、そして特別仕様車の『ブラックスタイル』と『クロスツーリング』の4グレードとなり、それぞれにFFと4WDが設定される。

従来型でも人気の『ブラックスタイル』再登場

『X』は従来型から大きな変更はないが、『Z』ではグーグル搭載9インチ・ホンダコネクト・ディスプレイ、USBポート(タイプC)、前席フットアンビエントライトなどを新たに装備。

『ブラックスタイル』は、昨年夏にも発売されて人気を集めた特別仕様車だが、今回はさらにブラッシュアップ。ベルリナブラックのハニカムパターン・フロントグリル、フロントバンパーガーニッシュ/バンパーコーナープロテクター/サイドガーニッシュ/ホイールアーチプロテクター/シャークフィンアンテナ/ドアミラー/アウタードアハンドルといったエクステリアパーツを、クリスタルブラックパール塗装の専用品としている。

昨年夏にも発売された特別仕様車『ブラックスタイル』が再登場。
昨年夏にも発売された特別仕様車『ブラックスタイル』が再登場。    山本佳吾

さらに、18インチのアルミホイールはベルリナブラック+ダーク切削クリア塗装として、黒の凜々しさを主張。

インテリアでは、ブラックのルーフライニングに、シート地はプライムスムース×ウルトラスエードのコンビを採用。内外装で、ZR-Vのスポーティさとプレミアム感を一層高めている。

今回のブラックスタイルで、特に注目すべきはハニカムパターン・フロントグリルの採用だろう。実は、このグリルは前述した北米仕様のHR-Vや中国仕様のZR-Vに採用されていたもので、日本仕様のバーチカル・フロントグリルとは顔つきの印象がかなり変わってくる。好みは分かれるところだが、こちらも人気を集めるのではないだろうか。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。
  • 平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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