ミシュランが新型『パイロットスポーツ5エナジー』、『プライマシー5エナジー』発表 挑み続ける環境と性能の両立【全販売サイズ掲載】

公開 : 2026.02.02 07:05

ミシュランタイヤは、環境性能を高めたプレミアム・タイヤ2種を発表。ハイグリップ・スポーツタイヤの『パイロットスポーツ5エナジー』と、プレミアム・コンフォートタイヤの『プライマシー5エナジー』を紹介します。

30年にわたる環境と性能の両立への取り組み

日本ミシュランタイヤから、境性能を高めたプレミアム・タイヤが登場した。ハイグリップ・スポーツタイヤの『パイロットスポーツ5エナジー』と、プレミアム・コンフォートタイヤの『プライマシー5エナジー』の2種だ。

両モデルともベースモデルの性能を保ったうえで、ほとんどのサイズで転がり抵抗は最高グレードとなるAAAを獲得し、対摩耗性能を高めるとともに、タイヤ・ラベリングによるウェットグレードbを実現している。

発表会には須藤元社長(左から2人目)とともにミシュランマンも登壇。
発表会には須藤元社長(左から2人目)とともにミシュランマンも登壇。    上野和秀

『すべてを持続可能に』を企業ビジョンとするミシュランは、2050年までに100%持続可能なタイヤを製造することを約束している。大西洋で帆船による海上輸送の推進、東南アジアの天然ゴム栽培および森林保全の最適化、自動車産業の電動化への貢献など、グローバルに脱炭素への取り組みを進めている。

その一環として、1992年に低転がり抵抗、ロングライフを実現したグリーンタイヤをいち早く発売し、現在のエナジー製品の起点となった。以来30年にわたり『環境と性能の両立』に挑み続けてきた結果が、今回送り出された2点なのである。

ミシュラン・パイロットスポーツ5エナジー

走りを愉しむハイグリップ・スポーツタイヤとして支持されているのがパイロットスポーツ・シリーズだ。これまではパイロットスポーツ5とパイロットスポーツEVを展開してきた。

『パイロットスポーツEV』の後継モデルとして開発されたのが『パイロットスポーツ5エナジー』である。スポーツ走行に求められる卓越したハンドリングに加え、低燃費性能、耐摩耗性、そしてウェットグリップ性能を実現した、環境性能にも優れたハイグリップ・スポーツタイヤとされた。

『環境性能と愉しさを磨き上げた、ハイグリップスポーツタイヤ』を謳う。
『環境性能と愉しさを磨き上げた、ハイグリップスポーツタイヤ』を謳う。    上野和秀

具体的に説明すると、転がり抵抗を低減させ、スポーツタイヤながら最高値のAAAを達成(サイズによりAA)し、低燃費性能を実現。雨の高速走行を支える優れたウェット性能により、タイヤ・ラベリングのウェットグレードはbを獲得。ウェット・ブレーキング性能はパイロットスポーツEVに較べ3.3%向上している。

車両大型化と重量増大に対応

近年の車両大型化と重量増大は、タイヤの摩耗を加速させ、交換時期を短くさせている。パイロットスポーツ5エナジーでは、均一な接地圧分布と高い接地安定性を実現することでタイヤの摩耗を抑制し、交換時期を遅らせ、ドライバーが長期間安心して使用できるという特長を備える。

パイロットスポーツ5エナジーは、『マックスタッチ・コンストラクション』と呼ばれるエネルギー損失を極限まで減らすためのトレッド構造のスリムベルトを採用。スチールベルト、キャッププライ、アンダートレッド部のパッケージは強度を保ちつつスリム化し、転がり抵抗を低減。さらにはトレッドのショルダー部分にエネルギー効率の良いゴムを採用し、燃費やBEVの航続距離の向上に貢献している。

ミシュラン・パイロットスポーツ5エナジー
ミシュラン・パイロットスポーツ5エナジー    上野和秀

ピアノ・アコースティック・テクノロジーにより、サイズの異なるブロックを最適に配置することで、不快な周波数のロードノイズを効果的に低減させたという。

サイドウォールに深みのある上質な黒さと、ベルベットのような高級感ある手触りを実現した『フルリングプレミアムタッチ』を採用。パイロットスポーツ5エナジーではサイドウォールだけでなく、トレッドの溝底へと範囲を拡大し黒への探求を続けている。

パイロットスポーツ5エナジーは、18インチから21インチまでの17サイズが4月1日より順次発売される。価格はオープンで、パイロットスポーツ5と同じ価格帯となるようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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