ドッカンターボのサーブ9000 乗るほど愛情が湧くアルファ・ロメオ164 ティーポ4プロジェクトのサルーンたち(3)
公開 : 2026.02.01 17:55
アルファとフィアット、ランチア、サーブの共同計画「タイプ4」 フェラーリのV8を積んだテーマ ブッソ設計のV6を積んだ164 ドッカンターボの9000 UK編集部が4台の個性に迫る
もくじ
ー北欧の冬空を想起させる暗い車内
ー1385kgを刺激的に加速させる2.3Lエンジン
ー3台とは世代が異なるような164
ー鋭敏に反応するブッソ設計のV6エンジン
ー新たな時代の幕開けといえた技術共有
ーティーポ4から生まれた4モデルのスペック
北欧の冬空を想起させる暗い車内
サープ9000には2.3L 4気筒ターボが載り、ランチア・テーマ8.32より少し強力。B234型ユニットは当初202psが主張されたが、今回の車両はフロントノーズが尖った後期型で、ダイレクト・イグニッションにより223psを得ている。
更にこれは、カールソン・パッケージ。専用ボディキットの他、16インチの3スポーク・アルミホイールに、車高が落ちるサスペンションも組まれる。

直立したダッシュボードが手前に迫り、運転席まわりは4台で1番タイト。サポート性はほどほどだが、バケットシートも備わる。ドアの内張りは厚みがあり、カーペットは毛足が長い。整ったセンターコンソールのデザインと相まって、高級感が漂う。
エアコンの操作パネルはサーブ900譲りだが、場違い感はなし。全面的にブラックな暗いコーディネートが、北欧の冬空を想起させる。
1385kgを刺激的に加速させる2.3Lエンジン
乗り心地は4台で1番硬く、ステアリングは重い。ブレーキは、テーマと同じくらい大径のベンチレーテッド・ディスク。回頭性は目からウロコなほど鋭く、ボディロールは小さい。タイトな操縦性で、コーナリングをより楽しめる。
8.8:1の圧縮比を得た2.3Lエンジンは、コンピューター制御で燃料が噴射されても、反応は今ひとつ。それでも、ドッカン・ターボ的な特性が面白い。アクセルペダルを踏み込むと、ブースト上昇とともに速度が増す。

トラクション・コントロールが介入しつつ、33.9kg-mの最大トルクが幅205のピレリP700タイヤをこじらせる。1385kgのボディを、刺激的に加速させる。
3台とは世代が異なるような164
アルファ・ロメオ164の魅惑的なツートーン・ドアを開くと、モダンなインテリアで迎えられる。エアコンとステレオの操作パネルには、細かなラインが施されたボタンが整然と並ぶ。リアの読書灯スイッチも同様。細部に至るまで、調和を感じる。
キーを回すプロセスから、高速道路でのロードノイズまで、3台とは世代が異なるよう。フィアット由来の部品を多用しつつ、開発へ多大な時間が投じられたことを伺わせる。

今回の164は、3.0L V6 12バルブエンジンを積んだクアドリフォリオ。10.0:1の高圧縮比で202psと26.9kg-mを発揮し、1444kgのボディを活発に走らせる。25mmほど車高が落とされたサスペンションには、アダプティブダンパーが標準で装備される。
この車両には、アルファ・ロメオ147 GTAのリミテッドスリップ・デフとブレーキが組まれ、ホイールも当時物のデザインだが17インチ。控えめな変更が好印象だ。
画像 アルファ・ロメオ、フィアット、ランチア、サーブ 「ティーポ4」の4きょうだい 後継に当たる166と9-5も 全94枚































































































