特別企画

2018.12.25

空冷ポルシェ 「妥協しない」買い物を 名古屋に住む20代の偏愛

 

AUTOCAR JAPAN sponsored by ポルシェ ジャパン
text:Susan Fumiko(スーザン史子)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)

もくじ

一番良いものを妥協せず
幼いころから乗り物好き
Hさんにとってのドライブ

一番良いものを妥協せず

ガレージが開くと、シルバーのポルシェが顔をのぞかせた。

88年式のポルシェ930。3.2カレラをベースにしたこの車両には、前オーナーの好みでナロー風のカスタマイズが施されている。

「フロントからリアへ向かって絞られる逆三角形のフォルムも好きですが、とにかくインテリアがカッコよくて。もう、ひと目惚れですよ!」

Hさんは満足そうに頬をゆるめる。

ドアを開けると、内側のドアノブが革のストラップに、シートもほどよくスポーティなものになっていたりと、インテリアにはこざっぱりとしたセンスの良さが漂う。そして、オーディオ部には製造年よりも旧い世代のものが収まっている。

Hさんの決め手はなんといっても、MOMOのプロトティーポだ。憧れのシンガー・ポルシェにも装着されていた、飾り気のないステアリングに心底惚れこんでいる。

彼のシンプルなファッションからも想像がつくように、カスタマイズされた930はまさに彼好みだったというわけだ。

インテリアへのこだわりは、自宅兼ガレージにも見て取れる。コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズマンションは、白壁に植物のグリーンが映えるハウススタジオのような空間。奥にある寝室とはカーテンで仕切られているだけで、クルマとの完全なる同居を実現している。

「寝室は4畳で、その真上が同じ広さのリビングになっています。ミニマリストっていうわけではないんですが、できるだけ持ち物もシンプルにしたくて。たくさんのものに囲まれるより、自分が好きで厳選したものに囲まれて生活したいんです」

とはいえ、車両価格は、入社3年目、20代の若さで易々と手に入れられるような金額ではない。彼の背中を押したのは、人気ユーチューバーのこんな言葉だった。

“自分の夢や仕事に関する物はその時自分が買える一番良いものを妥協せず買ってきた”

「今、考えても、本当に妥協しなくて良かったって思いますね。他のクルマを手に入れて回り道をするより、その時一番欲しいものを買う。それが満足度の高さに繋がると思うんです」

「それに本物のナローなら、もっと値が張ります。ナローっぽく仕立てた930だからこの値段で買えた。このポルシェが僕にとって妥協なくその時自分が買える一番良いクルマでした」

今回のドライブ・ルート


ポルシェオーナのみならず、日本中にいるすべてのスポーツカーユーザーのドライブルートを視覚化。

スマートフォンアプリを起動してドライブするとあなたの走行したルートがマップ上にビジュアライズされる。

自分や全ユーザーのドライブルートはアプリやウェブサイトのマップを通して確認できる。

あなたが走ったルートが、日本の道をより美しく彩り、仲間とその体験を共有することも可能。

アプリケーションをダウンロード