Juju(野田樹潤)ブログ

2022.07.06

【Juju(野田樹潤)ブログ】第72話:Wシリーズ第3戦 初のシルバーストン 悔しさ半分/後半で見えた希望

決勝がスタート 徐々に回復した自信

すぐにセッティングを直してもらい、30分間の予選に挑みました。

それでもわたしのマシンは自信をもって攻め込むには程遠い状態。

アライメントもしっかり定まっていない感じで、まっすぐ走っていても何かしっくりこない状態でした。

イギリスを代表するサーキットのシルバーストンは、父(野田英樹)が走っていた頃よりいくぶん平均速度は下がっているらしいのです。

それでもずいぶんな高速コースなので、マシンの挙動を完全に信用できなければ高速コーナーでアタックするのはとても難しいのです。

30分間の予選。まっすぐ走っていても何かしっくりこない状態でした。 写真:Wシリーズ

結果的にプラクティスと予選で自分に合ったセッティング出しができなかったので、翌日の決勝はベースのセッティングに戻して挑むことになりました。

スタートはいつも通りの蹴り出しで前のマシンをパスすることに成功。でもそこから先は、「マシン、大丈夫かな?」と確認するような感じでレースを進めていきました。

レースの前半はタイムが上がらず、前の集団と距離が開いてしまいました。

でも中盤からは少しずつ「いける!」ということがわかり、タイムを上げることができました。

徐々に前を走るマシンの姿が大きくなってきているものわる。ようやくリズムに乗ることができたのでした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
 
 

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