【心躍るミドルSUV】伝統と先進性が融合する、アルファ・ロメオ・トナーレ

公開 : 2025.02.21 10:00

新時代の幕開けにふさわしい一台

アルファ・ロメオがSUVをつくるからには、やはり欠かせないのがスポーティネスという要素だ。

トナーレで注目すべきは、その類稀なるハンドリング。タイトなコーナーが続くワインディングや首都高速道路などで走らせてみると、面白いようにグイグイと曲がっていく。これはMHEVが13.6:1、PHEVが14.8:1というステアリングギア比や、黄金比に近いホイールベースとトレッドの比率、前後重量バランスなどをみると、設計段階からそう意図されていたことがうかがえる。

フロントが曲がりはじめるとすぐにリアが追従し、シャープな一本の曲線を描くようにコーナーをクリアしていける楽しさといったら。電子制御サスペンションの『アルファ・デュアルステージバルブサスペンション』のしなやかな働きによって、そこにフラットな乗り心地が加わり、プラグインハイブリッドになるとAWDならではの安定感も感じられる。

また、アルファ・ロメオのモデルではお馴染み、『ALFA™ DNAドライブモードセレクター』はトナーレにも備わっている。ダイヤルを操作して、スポーツドライビング用の『D』モード、日常ドライブ用の『N』モード、エコドライブ重視の『A』モードを切り替えれば、驚くほどのキャラクター変化が楽しめる。『D』を選択すると明らかにペダル操作のレスポンスが鋭くなり、踏み込むとギアシフトが速くなって気持ちまで昂ってくる。「アルファ・ロメオはこれがなくちゃ始まらない」と、納得する人も多いかもしれない。

走りの楽しさがスポイルされた優等生ばかりになりがちな電動化モデルのミドルSUVの中にあって、トナーレはアルファ・ロメオの濃密なDNAと電気が化学反応を起こした、新時代の幕開けにふさわしい1台。EVはまだ早いけどハイブリッドに興味がある人や、なにより、この先もずっとアルファ・ロメオと共に歩みたいと願う人に、トナーレは最高のパートナーとなるはずだ。

トナーレ プラグインハイブリッドQ4ヴェローチェ

価格:762万円
全長×全幅×全高:4530×1835×1615mm
ホイールベース:2635mm
車両重量:1880kg
パワートレイン:ターボチャージャー付直列4気筒SOHC 1331cc
エンジン最高出力:180ps/5750rpm
システム最高出力:280ps(欧州参考値)
ギアボックス:6速オートマティック

トナーレ ヴェローチェ

価格:620万円。
全長×全幅×全高:4530×1835×1600mm
ホイールベース:2635mm
車両重量:1630kg
パワートレイン:ターボチャージャー付直列4気筒DOHC 1468cc
エンジン最高出力:160ps/5750rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチトランスミッション

アルファ・ロメオ・トナーレ 公式サイトを見る

記事に関わった人々

  • 執筆

    まるも亜希子

    Akiko Marumo

    『運命のクルマとの出逢わせ屋』を自認するカーライフ・ジャーナリスト。20年以上に及ぶ国内外での取材経験を生かし、TV、YouTube、ラジオ、雑誌、web、トークショーやイベントに寄稿・出演。「今日からできる交通安全」が合言葉の『OKISHU』(オキシュー)プロジェクトを企画・プロデュース・実演。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2006年〜)。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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