「立ち消えになった」コンセプトカー20選 あなたは何台知っている?

2017.09.09

サマリー

もうすぐフランクフルト・モーターショーですね。目玉といえばコンセプトカー。このページでは、過去の魅力的なのに市販化されなかったモデルにスポットを当てます。

いまでも製品化を強く希望!

まもなく開催されるフランクフルト・ショー。きっと、驚くべきニューモデルが目白押しとなることだろう。

そして、もうひとつの花形がコンセプトカー。一般に買うことはできないが、多くの場合、遅かれ早かれ実用化されるテクノロジーの顔見世興行的な意味合いを帯びている。

だが、今回取り上げるのは、市販化が検討されながらも、何らかの理由で断念されたコンセプトカーたち。AUTOCARが選ぶ傑作モデルの数々、というか、できれば自分で買いたかったクルマたちを、一挙紹介する。

メルセデス・ベンツC111(1969)

メルセデスはC111コンセプトを複数製作したが、いずれも実走可能で、新技術や車体設計のテストベッドとしての役割が与えられた。

最初のモデルは、1969年のフランクフルト・ショーで発表。リアミドにヴァンケル・ロータリーユニットを積み、往年の300SLを彷彿させるガルウイングをまとった。

当初は3ローターで280ps、最高速度260km/hとされたが、翌年のジュネーブ・ショーには4ローター/350psの進化版が登場し、最高速度300km/hを謳った。

しかし、石油ショックを受け、燃費に劣るロータリーを断念すると4ローターをディーゼルエンジンに換装。しかし、その後はノルドでの最高速テストに主眼をシフトするなど実験車的要素を強め、やがてフェードアウト。

1992年には後継車種ともいえるC112を発表し、量産化が検討されデポジットも受け付けたが、最終的にはプロジェクト中止が決定された。

シトロエン・シテラ(1992)

今回、シトロエンのコンセプトカーだけでこの企画が成り立つほど、このメーカーは多くの傑作を生みだしてきた。そんな中から選抜したのが、この個性的なシティカーだ。

25年も前に発表されたとは思えない斬新なルックスはもちろん、技術面も注目に値する。このシテラはピュアEVで、航続距離は200kmに達し、最高速度は110km/h。バッテリーパックは最低10年、100万kmを走破する耐久性があるとされた。

ボディはモジュラー構造で、容易にピックアップやコンバーティブル、ハッチバックへコンバート可能な万能選手。しかし悲しいかな、実用化には至らなかった。むしろ現在なら通ったかもしれない企画だが、生まれた時代が早すぎたといえるだろう。

マツダRX-01(1995)

RX-7の後継モデルを想定して誕生したRX-01は、RX-7より小さく、軽く、当時市販されていたターボ版ではなく自然吸気のロータリーユニットを搭載。

実走可能なプロトタイプが製作され、世界的な景気後退のさなか、市場にまだ少なかった手頃な価格のスポーツカーとして市販化が模索された。

しかし、当時のマツダの財務状況ではこれを実現するのは難しく、彼らはロードスターに集中する道を選んだ。それはそれで、今となっては喜ぶべき選択だったともいえるのだが。

 
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