インフィニティ新EVコンセプト 北京ショーで登場 可変圧縮比エンジンも示唆

公開 : 2018.04.25 16:40  更新 : 2018.04.25 22:17

インフィニティは、むこう5年のあいだに、新型EVコンセプト「Qインスピレーション」を公開します。EV前提のプラットフォームを採用する一方で、「VC-ターボ」と呼ばれる可変圧縮比エンジンも示唆されています。

もくじ

Qインスピレーション 次世代の意匠
VC-ターボ」の搭載も示唆

Qインスピレーション 次世代の意匠

インフィニティは、むこう5年のあいだに、新型EVコンセプト「Qインスピレーション」を公開する。

EVを前提としたこのクルマのプラットフォームやパワートレインについて、まだ詳細はなにも明かされていないが、いずれにしても世界中のマーケットを視野に入れたものになるとインフィニティはいう。

インフィニティQインスピレーションがはじめて姿を現したのは、2018年初頭のデトロイト・モーターショーでのことだった。ルーフラインはクーペを思わせるもので、引き締まったプロポーションが目を引いた。

ガラスルーフは、リアガラスにあたる部分まで延長され、フロントはワイドなグリルが占める。可能なかぎりシンプルなデザインは、ドアノブさえ最小限のものにしたことがわかる。ちなみにデザイナーはBMW出身のカリム・ハビブだ。

「VC-ターボ」の搭載も示唆

興味深いのは、電動パワートレインをうたうコンセプトであるにもかかわらず、デトロイトモーターショー2018にディスプレイされたモデルには直列4気筒ターボが載っていた点。先ごろ発表されたばかりのSUV「QX50」と同じく、可変圧縮比エンジンであるという。

同社が「VC-ターボ」と名付けたこれは、圧縮比を8:1(パフォーマンス重視)〜14:1(経済性重視)へと変化させる。

こういったエンジンのみならず、小さなキャパシティのパワープラントを載せられることを、短いフロント・ノーズもまた表現している。デザイナーのカリム・ハビブはインフィニティの将来的なモデルについて「よりスマートで、もっとコンパクトに、そして控えめなパワートレインを携えたものになるでしょう」と語っている。

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