実車 アウディPB18 eトロン シングルシーターEV 写真7枚 モントレーの注目車(3)

公開 : 2018.09.13 06:10  更新 : 2021.10.11 09:12

アウディが発表したEVスポーツ、「PB18 eトロン」の実車画像です。全幅2mというサイズながら、車内はシングルシートとなっています。水冷式の全固体電池を搭載し、0-100km/h加速は2秒かかりません。

text: Motohiro Yamazaki(山崎元裕) photo: Yasuhiko Sato(佐藤靖彦), AUDI AG

着座すると、コクピットが移動

アウディは、モントレー・カーウィークで、EVスポーツのPB18 eトロンを世界初公開した。

ちなみにこのモデルのネーミングは、2018年のペブルビーチを意味する「PB18」、そしてアウディがこれまでEVモデルなどで使用してきた「eトロン」の称号を継承したものとされている。

そのPB18 eトロンがまず姿を現したのは、モータースポーツ・リユニオンのタイトルを掲げた伝統のクラッシックカーレースが開催中の、ラグナセカ・レースウェイだった。

ここで官能的なエグゾーストサウンドを響かせて疾走するクラッシックカーとは対照的に、ほとんど無音でサーキットを走行するPB18 eトロンは、実に印象的であった。それがアウディが「レベル・ゼロ」と呼ぶ、自動運転技術とは対極にある、エモーショナルな走りを極めたモデルであることを知れば、さらに今後の進化、そして量産化への期待も大きく高まる。

このPB18 eトロンで面白いのは、シングルシーターのコックピットだ。ドライバーがシートに着席すると、コクピット全体がキャビン中央へ向かって横方向に移動し、ドライバーはセンターに位置することになる。駆動方式はもちろんアウディ伝統のクワトロ。搭載バッテリーに全固体式を採用したことを始め、徹底した軽量化の結果、車重は1550kg以下に抑えられたという。

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記事に関わった人々

  • 山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。

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