[ABARTH 70周年]嶋田智之が、いま見つめるABARTH 595

BMW、なぜこのデザインに? 日本人唯一のデザイナーが語るBMWデザイン

2018.11.10

3シリーズ:各所に伝統を継承

細かい部分では、ホフマイスター・ヘッケ(ウインドウ後端部分。ホフマイスターは50年代のBMWのチーフデザイナーで、ヘッケというのはドイツ語でコーナーの事)の形状も変更されている。

この形状はリアドアからのウインドウの形状で曲率が決まってしまうが、実際には開閉しないガーニッシュ部分を追加することで見た目での形状の変更が行われている。これもデザイン上の新たな試みとなっている。

ちなみに、新型3シリーズのcd値は0.24。後述のスポーツモデルの8シリーズが0.33なので、かなり高い数値になっている。「一般のイメージではスポーツカーの方が空気抵抗が少ないイメージがあるんですね。実は燃費の問題がありますので、空力の要求というは大衆車のほうが厳しんですね」

最後にフロント部分。キドニーグリルのサイドの頂点部分は、セダンなので上方向に位置している。ライトは伝統のダブルラウンド(丸ではないが)スタイルで、ふたつのライトが横に連続して繰り返すというBMWの伝統的なコンセプトとなっており、ライトカバー下部のセンター部分が上方向に凹んでいる。実はこれE46のライト形状をイメージしたもので、「オマージュ的な意味で」採用されたのだという。

 
最新海外ニュース