前席2人の間にエアバッグ装備 メルセデス・ベンツCLEクーペ スタイリッシュの中にも安全性を

公開 : 2024.03.21 17:45

パワートレイン/走行性能

ISGにより電動化されたパワートレインは、スムーズで滑らかなドライビングをもたらす。また、専用のサスペンションがスポーティなドライビングにも対応。ダイナミックなスポーツ走行からコンフォートクルージングまで楽しめると語り、さらなる走行安定性と取り回しを向上させるリア・アクスルステアリングもオプションで用意される。

2L直列4気筒直噴ターボエンジン(M254)+ISG

最高出力204ps/最大トルク32.63kg-mを発揮する2L直列4気筒はトランスミッションの間に配置される第2世代のISGと組み合わされ、短時間最大で23ps/20.90kg-mの電動ブーストが可能となる。

新型メルセデス・ベンツCLEクーペ
新型メルセデス・ベンツCLEクーペ

トランスミッションには9Gトロニック・オートマティック・トランスミッションを採用。1速から9速までの変速比幅が広いことから、エンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を実現したという。

スポーツサスペンション

通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地でありながら、ハードなコーナーリング時など一定以上の負荷がかかった場合に、瞬時に減衰力を高められるセレクティブダンピングシステムを採用したスポーツサスペンションを標準装備する。より固めとしたスプリング/ダンパー設定やスポーティな設定のダイレクトステアリングによって走行安定性が向上したという。

ダイナミック・ボディー・コントロール・サスペンション

連続可変ダンピングシステム搭載のダイナミック・ボディー・コントロール・サスペンションをオプション設定した。路面状況やドライビングスタイルに応じてサスペンションセッティングを調節することで、俊敏なハンドリングと快適な乗り心地を高次元で両立する。

リア・アクスルステアリング

走行安定性と取り回しを向上させるリア・アクスルステアリングをオプション設定した。時速60km以下では、リアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大2.5°傾けることにより日常シーンや、駐車する際には最小回転半径が小さくなるため、クルマが扱いやすくなる。

時速60kmを超えると、リアホイールをフロントホイールと同じ方向に最大2.5°傾けることで、走行安定性を大きく高める。従来のメルセデス・ベンツの美徳である小回り性能を犠牲にしないだけではなく、中高速域での安定性や優れたハンドリングも両立させており、リア・アクスルステアリング装着車の最小回転半径は5.0m(非装着モデル:5.2m)を実現した。

・駐車時の最小回転半径縮小:フロントホイールと逆方向に最大2.5°
・市街地走行時の取り回し向上:フロントホイールと逆方向に最大2.5°
・ドライビングダイナミクスの向上:フロントホイールと同方向に最大2.5°
・高速域での走行安定性向上:フロントホイールと同方向に最大2.5°

ダイナミック・セレクト

ドライブ/ステアリング/ESP/サスペンション/サウンドの設定を統合制御するダイナミック・セレクトを標準装備する。「エコ」/「コンフォート」/「スポーツ」/「インディヴィジュアル」の計4つの走行モードによって、車両の特性を瞬時に切り替えることが可能。

これにより、モードを切り替えるだけで、ダイナミックなスポーツ走行からコンフォートクルージングまで様々なドライビングフィールを味わうことができる。

安全性

万一の際に最大限の安全性を確保する高度なパッシブセーフティ。SRSエアバッグ(運転席・助手席)/SRSニーバッグ(運転席)/SRSサイドバッグ(運転席・助手席)/SRSウインドウバッグを標準装備する。さらには新開発のSRSセンターエアバッグも標準装備した。

SRSセンターエアバッグ

運転席バックレストに新開発のセンターエアバッグが標準で備わる。側面衝突などにより車両側方から強い衝撃を受けた際、運転席と助手席の間に備わるセンターエアバッグが瞬時に膨張し、前席乗員同士が衝撃でぶつかり合って負傷する危険を低減するという。

新型メルセデス・ベンツCLEクーペ
新型メルセデス・ベンツCLEクーペ

万一の際に乗員を車両中央に移動させることによって衝撃を効果的に軽減するプレセーフ・インパルスサイドとともに側面衝突時のリスクを大幅に低減する。

インテリジェントドライブ

CLEでは革新的なヘッドライトであるデジタルライトをはじめ、各種レーダーセーフティ機能、各種駐車支援機能が標準で搭載される。

デジタルライト

片側100万画素以上の高解像度を誇るデジタルライトを標準装備。対向車や標識への遮光を極めて精密に行うと同時に、配光制御も飛躍的に高精度化したという。また、照射距離を大幅に拡大するウルトラハイビームや対向車や前走車などを検知しハイビームが当たらないよう照射範囲を調節するアダプティブハイビームアシスト・プラスも備えた。

レーダーセーフティ

Sクラスに搭載されるメルセデス・ベンツ最新の安全運転支援システムを標準装備。ドライバーの負担を減らす機能や様々な状況下で事故を未然に防ぐ機能、事故を避けられない場合に最大限乗員を保護する機能など、全方位でドライバーはサポートされる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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