公道走行可能なオフロードスーパーSUV ラリー仕様『ディフェンダー・ダカール』発表 内外装や足回りは専用チューン

公開 : 2026.08.18 07:05

ランドローバーのブランドである『ディフェンダー』は、昨年ダカール・ラリーで活躍した『ディフェンダーD7X-R』と同様のチューニングを施した限定生産モデルを導入します。635psのV8や専用サスなどで武装しています。

過酷な地形を制するオフロードスーパーSUV

ラリー仕様の限定モデル『ディフェンダー・ダカール』のコンセプトカーが発表された。最高出力635psのV8エンジン、砂漠走行に対応したサスペンションパッケージ、そしてナンバープレートを備えた公道走行可能なオフロードスーパーSUVだ。

既存の『ディフェンダー・オクタ』をベースに、昨年のダカール・ラリーでストック部門を制した『ディフェンダーD7X-R』と同様のアップグレードが施されている。

ディフェンダー・ダカール(コンセプト)
ディフェンダー・ダカール(コンセプト)    ディフェンダー

ディフェンダー・ダカールは、特注のコイルスプリングやモータースポーツで磨き上げられたビルシュタイン製アドバンストダンパーなど、ハードコアなサスペンションパッケージを装備している。さらに、20インチ鍛造ホイールに装着された35インチのオールテレーンタイヤも特徴的だ。

また、「デューンズ」、「グラベル」、そして「フライト」といった、ラリー対応の新しいドライブモードも追加された。フライトモードは「過酷で変化に富んだ地形」でのスムーズなジャンプと着地を実現するためのものだ。

パワートレインはオクタと同じで、BMW由来の4.4LツインターボV8エンジンを搭載し、最高出力635psと最大トルク76.5kg-mを発生する。

英国では通常の型式認証ではなく個別車両承認(IVA)を通じて販売されるため、排出ガス規制にとらわれず、フルパワーを維持できるとみられる。

ラリーモチーフのカラーリングも設定

外観からも、オフロードでの走破性の高さがうかがえる。ルーフに装着されたライトポッド、カーボンファイバー製のエアインテークとボンネット、リベットむき出しのフェンダー、分厚いマッドフラップ、そしてスペアタイヤの代わりにリアエンドに設置されたブランキングプレートなどが特徴である。

岩場走行用のスキッドプレートは、車体下部を前部から後部まで覆っている。さらに、2025年のラリー優勝車をモデルにしたベージュとターコイズのカラーリングなど、レースにインスパイアされたボディカラーも選択可能だ。

ディフェンダー・ダカール(コンセプト)
ディフェンダー・ダカール(コンセプト)    ディフェンダー

インテリアはまだ公開されていないが、オクタよりも質素なレイアウトとなり、4席の個別レースシート(オプションでレーシングハーネスを装着可能)と、後部にヘルメット、スペアタイヤ、車載コンプレッサーを収納するための専用スペースが設けられる予定だ。

価格や生産予定台数もまだ明らかにされていないが、来年初めに予約受付が開始される予定で、14万7000ポンド(約3170万円)のディフェンダー・オクタに比べてよりも大幅に高価な設定となるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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