ボルボ 改良新型『S90』発表 デザイン刷新、インテリアもアップデートで快適性向上

公開 : 2025.04.18 07:45

ボルボは『S90』の改良新型を発表しました。内外装をリフレッシュし、すっきりとしたモダンな外観へ進化。アダプティブ・サスペンションを標準装備するなど快適性の向上も図っています。

フラッグシップセダンに一部改良

ボルボは改良新型の『S90』を欧州で発表した。デザインの刷新、車載システムのアップグレード、パワートレインの性能向上が図られた。

外観の変更点としては、新しいフロントグリル、フロントとリアに採用されたシャープなライトシグネチャーなどが挙げられ、新型EVのES90とデザインの歩調を合わせている。

改良新型ボルボS90
改良新型ボルボS90    ボルボ

車内の快適性を向上させるため、遮音材が追加されたほか、アダプティブ・サスペンションが全車に標準装備となった。

車内では、11.2インチのタッチスクリーン・インフォテインメント・システムが更新され、操作に対する応答性が向上し、無線アップデートにも対応した。

パワートレインは、マイルドハイブリッドとPHEVが用意されている。詳しい性能数値はまだ発表されていないが、PHEVモデルの電気のみの走行距離は従来の74kmから80kmに伸びたという。

改良新型S90は今夏に中国で発売され、その後、他の市場にも順次導入される予定だ。

ボルボの製品戦略責任者であるエリック・セヴェリンソン氏は、「S90は今後数年間、当社のアジア市場における製品ポートフォリオの重要な一部となります」と述べている。

なお、英国では発売されない見通しだ。S90は2年前、セダンの販売不振と、当時のEV戦略により、ボルボの英国向けラインナップから外された。代わりに、S90の事実上の後継車であるES90が来年、発売予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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