アルファ・ロメオ GTV6 BSCCレーサー(1) 眠っていたのは鶏小屋 徹底レストアでオリジナルを保つ
公開 : 2026.07.26 17:45
GTV6が眠っていた鶏小屋のような場所
「鶏小屋のような場所へ、クルマと部品が押し込まれていました。在庫を確認して連絡すると答えてくれたんですが、結局連絡はなかったです」と、メルビンが回想する。
だが2009年に、サーキットでドゥーリーと再開すると、在庫リストを作ったことを教えてもらう。すぐに鶏小屋へ向かうと、スポンサーカラーのホワイトに塗られた、GTV6が目に飛び込んできたらしい。

「ナポリーナ(ARDT)仕様なのか確認すると、案の定そうでした。彼から購入した時点では、悲惨な状態でしたよ。CSRのワークショップへ運びレストアに着手し、ボディシェルを仕上げるだけで相当な作業になりました」
「何しろ、このクルマの部品は残っていません。自分たちがレーシングカー用の部品を提供している理由の半分は、他にないからということもあります」
パネルを継ぎ足しても基本的にはオリジナル
「ルーフは腐食していて、交換は避けられませんでした。1985年のスポンサー主催イベントでクラッシュし、補修されていたんですが、そこからサビが進んだようです。最終的にフロアも交換。リアパネルも大幅に手を加えています」
「トランスミッション・トンネルには、昔にジャッキアップされた跡が残っています。レースで、フライホイールが突き破った跡もそのまま。多くの部分でパネルの継ぎ足しが必要でしたが、基本的にはオリジナルを保っています」と、彼が続ける。

レース前提の小さなメーターパネルへ収まる回転計は、スタック社製。ステアリングホイールの擦れたリムが、これまでの活躍を物語る。
この続きは、アルファ・ロメオ GTV6 BSCCレーサー(2)にて。









































































































