【Juju(野田樹潤)ブログ】第133話:オーバーテイクで意地を見せた菅生

公開 : 2026.09.05 12:05

7月17~19日の富士スピードウェイ3連戦後、日をあけずに8月8~9日にスポーツランドSUGOで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦を振り返ります。

幻想的な東京の夜を走りました! 

みなさんこんにちは。Juju(野田樹潤)です。

前回のテストに引き続き、今回のレポートは8月8~9日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権の第8戦の模様をお送りします。

菅生は富士よりも暑かったかも……。
菅生は富士よりも暑かったかも……。    Triple Tree Racing

でもその前に、素敵なドライブ体験があったので、その報告からはじめることにしますね。

7月25~26日に東京で開催されたフォーミュラEの東京大会において、デモランをさせてもらったんです。

夜に雨の中を走るなんて、初めての経験です。
夜に雨の中を走るなんて、初めての経験です。    NODA Racing

私はジャガーTCSレーシングのアンバサダー&テストドライバーをしている縁で、今回、東京ビッグサイト周辺の公道コースにて、フォーミュラEのGEN3 EVOをドライブしました。

ところが、私が走るタイミングになって、ゲリラ雷雨のような大雨がコースを濡らしてしまったんです。

しかもこのコースは、私が普段走っているサーキットより路面もはるかにバンピーなので、実はちょっと身構えていました。

レースなら確実に赤旗中止になるくらいの豪雨でした。
レースなら確実に赤旗中止になるくらいの豪雨でした。    NODA Racing

でも実際に走ってみると、そこには普段のサーキットでは目にしたことがない光景が広がっていました。

夜のビル群や路面を照らす照明、それらが雨によって幻想的な景色を作り出していたのです。

本当はドライのコンディションで、フォーミュラEならではの加速を披露したかった!

それでも私としては、雨だから見られる景色を楽しめたので大満足だったのでした。

イメージビデオの撮影風景。スタッフさんとは英語でやりとり。
イメージビデオの撮影風景。スタッフさんとは英語でやりとり。    NODA Racing

レーシングカーで東京を走る日が来るなんて! 

思いがけず新鮮な体験ができたフォーミュラE東京大会だったのでした。

トラブル発生、厳しかった菅生の初日

さて、話は戻って、SF第8戦、菅生のレースです。

マシン内は風が循環しないので、60~70度になることも。
マシン内は風が循環しないので、60~70度になることも。    Triple Tree Racing

1回目の公式練習は、走りはじめの気温は28度くらいでしたが、走っているうちに路面温度が上がっていくのがわかるほどでした。そしてセッション中盤、私はストレートでスピードが伸びていないと感じました。

すぐにピットインして、メカニックにマシンを託します。

タイヤのミス、本番じゃなくてよかった! と思っています。
タイヤのミス、本番じゃなくてよかった! と思っています。    Triple Tree Racing

修理が終わったあと、残り僅かな時間でしたが、予選のシミュレーションをするためにコースイン。すると、今度はピットアウトした瞬間にステアリングから異常な振動が伝わってきて、私は「タイヤがはまってない!」と無線で叫んでいたのでした。

起きてしまったことはしょうがないし、私は気分を切り替えて予選に挑むしかありません。

ところが、予選A組で走りはじめると、今度は無線が通じないことが発覚! 

このコースは速度を落としきらない、ブレーキテクニックが必要なコーナーが多いのが魅力。
このコースは速度を落としきらない、ブレーキテクニックが必要なコーナーが多いのが魅力。    Triple Tree Racing

アタックのタイミングがわからず焦りましたが、それでも走るしかないので、私は2周連続でアタックを行いました。

明日のスタートは23番グリッドから。気持ちを切り替えて挑むしかない!

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。

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