どんな人でも共感しやすいクルマ フォルクスワーゲンID.4 プロ(2) シンプル&モダンな操作性 定番で賢明な選択肢

公開 : 2026.10.08 18:10

どんな人でも共感しやすいクルマ

シンプルで直感的で、モダンな運転体験を提供してくれるID.4。同価格帯のモデルの中でも、特に運転しやすく、普段使いしやすい1台といえる。フォルクスワーゲンらしく、どんな人でも共感しやすいクルマといえ、それが好調な販売の大きな理由だろう。

よりお手頃なモデルや、1充電でより長く走れるモデルはある。デジタル技術満載の例もある。しかしID.4は、総合的なバランスに優れ完成度が高い。デザイン的なセンスも好ましい。このブランドらしく、所有する喜びを享受できるように思う。

フォルクスワーゲンID.4 プロ・ブラックエディション(英国仕様)
フォルクスワーゲンID.4 プロ・ブラックエディション(英国仕様)

プレミアムブランドから、ID.4を凌ぐ性能を備えたモデルが登場する中で、そろそろ変化の時期は見えてきた。それでも定番で賢明な1台として、もうしばらくは安定の選択肢であり続けそうだ。

◯:実用的な車内空間 市街地での扱いやすさ アップデートで伸びた航続距離 エントリーグレードでも充分な性能
△:ライバルより航続距離は長くない 調整幅が狭く多少癖のある回生ブレーキ 運転体験は淡白

フォルクスワーゲンID.4 プロ・ブラックエディション(英国仕様)のスペック

英国価格:4万6970ポンド(約977万円/試乗車)
全長:4584mm
全幅:1852mm
全高:1634mm
最高速度:180km/h
0-100km/h加速:6.7秒
航続距離:550km
電費:6.2km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:2136kg
パワートレイン:永久磁石同期モーター
駆動用バッテリー:79.0kWh
急速充電能力:185kW(DC)
最高出力:286ps
最大トルク:55.4kg-m
ギアボックス:1速リダクション/後輪駆動

フォルクスワーゲンID.4 プロ・ブラックエディション(英国仕様)
フォルクスワーゲンID.4 プロ・ブラックエディション(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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