アルピナB5エディション50

公開 : 2015.07.02 23:50  更新 : 2017.05.29 18:24

アルピナのホットな5シリーズのアニバーサリー・バージョンは599psと328km/hという数字を得るに至った。ならばパナメーラ・ターボと比べてどうだろうか?

■どんなクルマ?

アルピナB5は2014年から全世界で1700台が売れた。ハンド・クラフトを主とするバイエルンのブーフローエに位置するファクトリーにとって前代未聞の出来事である。テスト車両はアルピナの生誕50年を記念したモデルだ。

インダクション・システムを改善し、キャパシティが高いフューエル・ポンプを用いることによって、4.4ℓ V8ユニットは539psから599psへとパワー・アップした。トルクも7.2kg-mアップの81.6kg-mとなった。

いつもどおりトランスミッションはZF製の8速オートマティックとなるが、こちらもエンジンに合わせて改良済み。ステアリングの裏にある控えめなボタンから変速もできる。オプションでさえパドルは用意されていない。

チタン製のアクラポビッチ製マフラーを組み合わせるのもこのクルマの特徴であり、標準のB5のステンレス・ユニットに比べてエグゾースト・ノートのボリュームは大きくなっているうえ、17kg軽くなっている。

足元も鍛造のアロイ・ホイールに変更したおかげでバネ下重量は15.6kg軽くなっている。

0-100km/hタイムは4.2秒まで短縮され、最高速度は328km/hに及ぶ。アルピナ史上もっとも速いモデルだということになる。CO2排出量は221g/kmと変わらないものの10.5km/ℓという燃費も優秀である。

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