トヨタ『アルファード』&『ヴェルファイア』に一部改良実施 間もなく登場する日産エルグランドを迎え撃つ?

公開 : 2026.06.03 15:45

6月3日、トヨタはLLクラスミニバンの『アルファード』と『ヴェルファイア』を一部改良して発売しました。間もなく登場する日産エルグランドを迎え撃つかのようなタイミングでの改良です。篠原政明が解説します。

アルファードのほうがヴェルファイアより売れている

6月3日、トヨタはLLクラスミニバンの『アルファード』と『ヴェルファイア』を一部改良して発売した。

アルファードは2002年に初代がデビューし、現行型は2023年に登場した4代目。ヴェルファイアはアルファードのきょうだ車として2008年に初代(アルファードは2代目)がデビューし、現行型はアルファードと同時に2023年に登場した3代目となる。

トヨタは『アルファード』と『ヴェルファイア』を一部改良して発売。写真はアルファードZ。
トヨタは『アルファード』と『ヴェルファイア』を一部改良して発売。写真はアルファードZ。    トヨタ自動車

いずれもLLクラスのミニバンを代表するモデルとして人気が高いが、価格やグレード設定の関係か、最近の販売比率はアルファードが約7割、ヴェルファイアが約3割といったところだ。

今回の一部改良では、まず、アルファードはPHEV(プラグインハイブリッド車)とHEV(ハイブリッド車)に新グレードを追加設定するとともに、商品力の強化を実施した。

PHEVには『Z』グレードが追加された。今までPHEVは『エグゼクティブラウンジ』という最上級グレードだけだったが、少し装備を簡略化して車両価格も100万円以上安い764万9400円とした。

それでも、本革巻き3本スポークステアリングホイール(本杢)や2列目エグゼクティブパワーシート(オットマンやヒーター&ベンチレーション付き)、左右独立ムーンルーフ、14インチ ディスプレイオーディオ、スムーズストップ+ブレーキ車両姿勢制御(ピッチ制御)など、安全&快適装備とも十分なレベルにある。

ハイブリッドに装備充実のお買い得グレード設定

HEVには『G』グレードを新設定している。

エントリーグレードとなるが、3眼LEDヘッドランプや運転席8ウエイパワーシート、2列目キャプテンシート(7人乗り)、2列目6:4分割チップアップシート(8人乗り)、14インチディスプレイオーディオ、パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付き)、パーキングサポートブレーキなどを標準装備し、ベーシックとはいえ装備は充実させ、ガソリン車のZと同価格の559万9000円とした。

トヨタ・アルファードG(ハイブリッド/2WD/8人乗り)
トヨタ・アルファードG(ハイブリッド/2WD/8人乗り)    トヨタ自動車

商品力の強化では、ボディカラーに新色のニュートラルブラックを全グレードに設定。エグゼクティブラウンジでは内装加飾をブロンズスパッタリングへ統一。18インチアルミホイール(グレードによる)をハイパークロームメタリック塗装に変更。周波数感応型ショックアブソーバーを全グレードに標準設定し、乗り心地を向上させた。

パワートレインは、2.5L+モーター(PHEV、HEV)と2.5L ガソリンに変わりはない。駆動方式は、2WD(FF)と4WD(PHEVとHEVはE-Four)を設定。

車両価格は、『G』(ハイブリッド/FF/7または8人乗り)と『Z』(ガソリン/FF/7人乗り)の559万9000円から、『エグゼクティブラウンジ』(PHEV/E-Four/6人乗り)の1069万9700円となっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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