F1グランプリ第11戦 ベルギーGP ーー 後半戦もメルセデスの1-2でスタート

公開 : 2015.08.24 22:50  更新 : 2017.06.01 02:09

高速コースのスパ・フランコルシャンでのベルギーGPが、夏休みを消化した各チームにとって後半戦のスタートともなる。

予選ではハミルトンがトップ、そしてロズベルグが2番手と前半戦の多くと変わらぬメルセデスのフロント・ロー独占という顔ぶれだった。

予選タイムとは別に、今回、グロージャン、ライコネン、フェルスタッペン、そしてマクラーレンの2人、アロンソとバトンという2人がエンジンやギアボックスの交換などによってグリッド・ダウンしてのスタートとなった。

ヒュンケンベルグがスタート出来なかったため、2回目のフォーメーション・ラップの後、スタートが切られたが、ここで好スタートを見せたのがペレスだった。トップのハミルトンにピタリとつける2番手までジャンプアップ。その後ろにはリカルド、ボッタス、ロズベルグ、ベッテル、マルドナド、グロージャン、マッサというオーダーだった。

マルドナドは2周目にエンジン・トラブルでリタイア。8周目からトップ・グループが最初のタイヤ交換のためにピットイン。ここで、ボッタスに珍しいトラブルが起きる。右リア・タイヤのみミディアム、そして残りの3本はソフトというトラブル。これでドライブスルー・ペナルティをボッタスは受けてしまう。

ロズベルグは13周目にタイヤ交換。ここで、ペレスをパスして2位に浮上。そのペレスは20周目にグロージャンにパスされ4位にまで落ちてしまう。

こうなると、あとはメルセデスの安定した1-2体制。そのままチェッカードフラッグを受けた。3番手には今季初表彰台となるグロージャン。そして4番手には41周目にペレスをかわしたクビアトが入った。一時2番手を走っていたペレスは最終的に5番手でレースを終えたが、それでも大健闘といえよう。

1ストップ作戦を敢行したベッテルは42周目にタイヤ・バーストでリタイアとなっている。フェラーリはライコネンが7位でフィニッシュするに留まっている。

次戦、第12戦、フェラーリのホーム・グランプリともなるモンツァでのイタリアGPは2週間後の9月6日が決勝だ。



第11戦 ベルギーGP結果

1 L.ハミルトン メルセデス-AMG
2 N.ロズベルグ メルセデス-AMG
3 R.グロージャン ロータス
4 D.クビアト レッドブル
5 S.ペレス フォース・インディア
6 F.マッサ 、ウイリアムズ
7 K.ライコネン フェラーリ
8 M.フェルスタッペン トロ・ロッソ
9 V.ボッタス 、ウイリアムズ
10 M.エリクソン サウバー

ポイント・ランキング

1 L.ハミルトン 227
2 N.ロズベルグ 199
3 S.ベッテル 160
4 K.ライコネン 82
5 F.マッサ 82
6 V.ボッタス 79

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