次期ルノースポールにハイブリッドの可能性を否定

公開 : 2015.10.05 22:50  更新 : 2017.06.01 02:03

ルノースポールのボス、パトリス・ラティは、ベースとなる車両がハイブリッドとなるまで、独自にハイブリッド・モデルの開発をすることはないと断言した。

「投資する金額を考えれば、単独でルノースポールがハイブリッド・モデルを制作することはない。われわれは1年に2,000〜3,000台という小規模の生産を行っている。したがってハイブリッド戦略は、ルノースポール単独ではなく、ルノー全体の戦略として考えるべきだ。また、パッケージの問題もあるし、重さに対応するためにプラットフォームの改修も考えなければならない。コスト面からみてもそれは簡単なことではない。」と語った。また同時にルノースポールのEVモデルについても強く否定した。

「われわれが必要とするパフォーマンスを発揮するためには大きなバッテリーを必要させるし、そのパフォーマンスを発揮することでバッテリーの消費は早くなる。しかも、重くなることも問題だ。」ともコメントした。

ラッティは、以前、ルノースポールがCO2の低下を考えて将来的にはハイブリッド・モデルを考えねばならないとしていた。しかし、その時期はまだ先のことのようだ。

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