アルファ・ロメオ『トナーレ』後継? 流線形ルーフの新型クロスオーバー、2028年発売か 販売拡大に向けた一歩

公開 : 2026.07.17 07:25

アルファ・ロメオは2028年初頭に登場予定の新型クロスオーバーの予告画像を公開しました。欧州Cセグメントに投入する計画で、現行型『トナーレ』よりもシャープで流線形のフォルムを採用する可能性があります。

欧州Cセグメントにテコ入れ

アルファ・ロメオは、新型のコンパクトクロスオーバーの予告画像を公開した。2028年初頭に登場予定で、『トナーレ』の後継車とみられている。

この画像には車両のリアサイドが写っており、シャープなデザインのリアライトと、張りのあるフェンダーが確認できる。現行のトナーレよりも流線形で、クーペのようなルーフラインを持つ可能性がある。

新型コンパクトクロスオーバーの予告画像
新型コンパクトクロスオーバーの予告画像    アルファ・ロメオ

車名はまだ発表されていないものの、アルファ・ロメオが欧州市場の中心であるCセグメント向けに投入予定の2車種のうちの1つとなる。

ハッチバック『ジュリエッタ』の精神的後継車と同様、このクロスオーバーもステランティスの新しいマルチエネルギープラットフォーム『STLAワン』をベースとする。

アルファ・ロメオは以前、新しいハッチバックモデルについて、顧客層拡大のために内燃機関と電動パワートレインの両方を用意することを確認している。トナーレの後継車にも同様の戦略が採用されるだろう。

内燃機関搭載車には、ステランティスのマイルドハイブリッドおよびプラグインハイブリッド・パワートレインの改良版が採用される見込みだ。

販売拡大を狙う重要モデル

アルファ・ロメオは、5月のステランティスの投資家向け説明会でハッチバックモデルを発表した際、「ステランティスのグローバルな規模を活用しつつ、独自の製品展開で差別化を図り、本物のアルファ・ロメオの開発を続けていく」と述べていた。

2025年の世界販売台数でトナーレが2位についたことを考慮すれば、その後継となる新型クロスオーバーも重要な役割を果たすはずだ。ただし、販売の主力は、より小型の『ジュニア』であった。

アルファ・ロメオ・トナーレ
アルファ・ロメオ・トナーレ

アルファ・ロメオのフラッグシップであるセダン『ジュリア』とSUV『ステルヴィオ』の将来は、依然として未定だ。両モデルは2025年9月に一時的に生産を停止したが、後継車の開発が遅れているため、数か月後に生産が再開された。

ジュリアとステルヴィオの後継車は当初、EVとしてのみ販売される予定だったが、ハイブリッドパワートレインに対応するため、発売が延期された。アルファ・ロメオは5月、「Dセグメントでの事業継続に向けた解決策を検討中」とだけ述べ、さらなる変更や遅延の可能性を示唆した。

現行のジュリアとステルヴィオは、2027年まで販売を継続することが確認されている。

アルファ・ロメオの世界販売台数は昨年、20%増の約7万3000台となった。しかし、その伸びの大部分は、ジュニアの生産拡大によるものだった。

トナーレは昨年10月、外観の刷新とメカニカルな変更を伴うマイナーチェンジが行われたが、この改良が功を奏したかどうかはまだ定かではない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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