BMW、ハイブリッドのモデルを拡充へ

公開 : 2015.11.12 22:10  更新 : 2017.06.01 01:42

ガソリン-エレクトリック・プラグインのモデルを来年中に拡充する方針をBMWは明かした。

トータルでは225xe、330e、740e、X5 xDrive40e、i8という展開になる。

225xeが使用するプラグイン・ハイブリッド技術はスポーツカーであるi8のものを利用する。したがって実質的な4WDとなりドライビング・コンディションで駆動方式を変える仕組みだ。

136psのフロントにマウントされる1.5ℓ 3気筒ガソリン・エンジンは6速ATを介して前輪にパワーを与える。これを89psの電気モーターが、シングル・スピード・ギアボックスを介して後輪を回すことで支える。

電気のみでは40.2kmの走行が可能。長距離を一定の速度で走る場合は、前輪のみを駆動するようプログラムされており、この際の最高速度は203km/hとなる。この間7.7kWhのリチウム・イオン・バッテリーは温存される。

加速時にはエンジンと電気モーターの両方が仕事を行う。トータルのシステム出力は224psと288ps。0-100km/hは6.7秒となり、CO2排出量は46g/km。燃料消費率は50.0km/ℓというのがBMWの公表する値だ。

225xeの価格は£35,005(655万円)。来年の3月にセールスを開始する。

330eセダンは、X5 xDrive 40eのデチューン版パワートレインを使用する。エンジンは2.0ℓのガソリン・ターボ。電気モーターはギアボックスのすぐそばに設置され、トータルのシステム出力は251psと42.9kg-mとなる。

複合サイクル燃費は52.6km/ℓ、CO2排出量44g/km。リチウム・イオンバッテリーのみの力だと40.2kmの航続が可能。価格は£33,935(635万円)から。販売は2016年4月を予定している。

フラッグシップ・モデルは740eとなる。740eと740Le、つまりスタンダードなモデルとロング・ホイールベース版の2種の展開となる。使用するプラグイン・ハイブリッド・システムはX5 xDrive 40eと共通だ。

最高出力は326ps、最大トルクは51.0kg-m。燃料消費率は47.6km/ℓ、CO2排出量は49g/kmとなる。電力のみの航続距離は40.2kmとなり、販売は来年の夏頃を予定している。

来年はさらにハイブリッド・タイプの拡充を計画しているのだそうだ。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像