フォルクスワーゲン・キャディ・マキシ

公開 : 2016.03.25 23:40  更新 : 2017.05.29 18:57

そう感じる原因として、指で押してやわらかさを感じるマテリアルが皆無であることが挙げられる。多くをカチコチの樹脂が覆っており、だからといってソリッドな印象はない。ボタンの押し心地がいいことだけが救いだ。

簡潔なリーフ・スプリング・ビーム・アクスルがリアに組み合わされるため、乗り心地やハンドリングに ‘味わい’ はないのだが、おかげでフロアととても低くでき、そのぶん荷物もたっぷりと飲み込んでくれる。

ルーフもとても高いところにあるため、どの列に座ろうとも室内は広々としている。もちろんどのシートからでも周囲の視界は良好だ。

荷物を優先させるならば、2/3列目をすっぽり取り外すことも可能。この場合、荷室容量は3370ℓまで拡大する。これならばフル・サイズの家庭用冷蔵庫だって簡単に載せられる。リップの高さが影響し、冷蔵庫を載せるならば2人がかりになるのは間違いないのだが……。

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