『プジョー5008GTハイブリッド』短期集中レポート(後編) 街中でもカントリーサイドでもよく映えるデザイン

公開 : 2026.07.30 17:05

先日、編集部で短期集中レポートを行った『プジョー408GTハイブリッド』と入れ替わる形でやってきた『5008GTハイブリッド』。今回は1ヵ月半ほど編集部で活躍することになったので、その印象を2回に分けてレポートする。

乗り心地、快適性ともに申し分なし

1ヵ月半ほど編集部で活躍することになった3列シート7人乗りの『プジョー5008GTハイブリッド』。その期間の印象を2回に分けてレポートしている。今回が後編だ。

車内の居住性は非常によく、リアシートに乗車する機会はなかったものの、少なくとも前席は乗り心地、快適性ともに申し分ない。

編集部にやってきた、3列シート7人乗りSUVとして注目が集まる『プジョー5008GTハイブリッド』。
編集部にやってきた、3列シート7人乗りSUVとして注目が集まる『プジョー5008GTハイブリッド』。    小川和美

収納スペースも豊富で便利。センターコンソールにはエアコンの風を導入できるため、冷蔵庫ほどではないが、冷たい飲み物が温まるのを防げる。ラゲッジスペースだけでなく床下収納も十分な広さがあり、靴などを収納するスペースとしても有効だった。

エアコン操作は基本的にディスプレイで行うが、『温度最低/風量最大モード』、『エアコンオフ』、『前後デフロスター』は物理ボタンが用意されているため、非常に使いやすかった。同様に、音量調節のダイヤルも位置、操作感ともに秀逸だ。

惜しいのは、リアエアコン操作がエンジン始動のたびにロックされること。ワンタッチで解除できると便利に感じるはずだ。

一見すると大きく単純なシルエットだが、ボディ各部の彫り込みやフロントグリル、サイドパネルなど細かな造形によって、間延びした印象は皆無。街中でもカントリーサイドでもよく映えるデザインであった。

特にフロントグリルのインパクトは強めであるにも関わらず、『オラオラ感』がないのはさすがプジョー・デザインの面目躍如であろう。

不満を抱くシーンは総運転時間の1%にも満たない

内装のファブリックも質感、デザインともに魅力的だが、ペットやファミリーユースを考えると、実用面ではビニール張りのほうが無難かもしれない。

唯一気になったのは、スマートフォンの置き場所。奥まった位置にあるため、何度か置き忘れそうになった。また、若干掘り込みが浅いので、楽しく走り過ぎてしまうとそこから落ちてまうことも。あと5mm深さが欲しいところだ。

一般的なユーザーが日常的に使用する中で不満を抱くシーンは、総運転時間の1%にも満たないだろう。
一般的なユーザーが日常的に使用する中で不満を抱くシーンは、総運転時間の1%にも満たないだろう。    小川和美

さて、実際に乗るまでは『このサイズなのに1200ccで本当に大丈夫?』という不安もあったが、それは杞憂であった。

もちろん、山間部や高速道路での追い越し加速など排気量なりの限界を感じる場面はある。しかし、一般的なユーザーが日常的に使用する中で不満を抱くシーンは、おそらく総運転時間の1%にも満たないだろう。

精密な走りとはいえないが、大味でもない。テンポが良く、リズミカルで、思いのほか明るいキャラクター。

首都圏や地方都市で使うファミリーカーとして考えれば、カッコよし、走りよし、実用性高しと、バランスは非常に高い。スタイリッシュな7人乗りSUVとして、その魅力を実感することができた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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