限定10台のフェラーリJ50発表 跳ね馬の日本進出50周年

2016.12.13

フェラーリ日本進出50周年記念式典において、日本向けとしては初の限定車となるフェラーリJ50を発表した。このフェラーリJ50は、重要なグローバル/ローカル・イベントやアニバーサリー式典を記念して特別に少量限定(最大で10台)で製作される「フォーリ・セリエ」のひとつとして企画されたもので、セルジオや2016年1月にアメリカ上陸60周年を記念して製作されたF60アメリカに続くものとなる。その車名は想像のとおりジャパンの”J”と周年の”50″を組み合わせたものである。

フェラーリJ50は基本部分は488系のコンポーネンツを用いるが、フォーリ・セリエだけにスタイリングは全くの別物。革新的なスタイリングを、極めて個性的かつ未来的なデザイン手法を取り入れてまとめられている。また近年日本からのオーダーでスパイダーの人気が高いことから、その好みに合わせてオープンタイプで製作が決定されたという。

日本限定フェラーリのバックグラウンドとは


マラネッロのフェラーリ・スタイリングセンターによってデザインされ、基本ポリシーとしては極めて低いフォルムのロードスターを目指したという。このほか1984年のF1マシンであるフェラーリ124C4のキャブフォワード・レイアウトや、上から見たボディカウルのラインにインスパイアされたという。これ以外にも1970〜80年代に日本で人気を博したフェラーリ308GTSを連想させるタルガトップのモチーフを盛り込んでいる。写真には写っていないが、カーボン製のルーフパネルは左右2分割式で、フロントシートの後方に格納できる。

こうして完成したフェラーリJ50のスタイリングは、緊張感のあるグリーンエリアと、低いノーズからドア後方のエアインテークへと続く黒のラインと、ドア後方で絞られたシルによりボディを薄く見せ、サイドビューを引き締めている。もうひとつのデザイン・テーマは、エンジンのショーアップだ。F40に始まるエンジンのショーアップをJ50でも採用し、フェラーリのパワーをアピールする。

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