衝突実験用ダミー人形のいま CTスキャンで3D化 臓器や骨も再現

公開 : 2017.05.14 11:00  更新 : 2017.06.01 00:20

新しく開発されているダミー人形は、時代に相応しいモノとなっています。臓器や骨までも再現しているとのことですが、なぜそういった必要があるのでしょう。

これまで「伝統的」なダミー人形は軍人のような体形だった。あたらしいものは最近の平均的な人間を参考に研究を重ね、リアルな仕上がりになっている。

衝突実験用のダミー人形の開発/製造を行っているヒューマネティクス社(アメリカ)は、ミシガン大学で国際的な自動車事故に関する医療を専門とするスチュワート・ワン教授の指導のもと、70代女性のような、BMI指数29(標準よりも少しだけ肥満気味)の人形と、188cmでBMI指数35(完全無欠の肥満体)の男性の人形を作った。

「いま使われているのは、安全性を確かめるためのダミー人形です。メーカーはこれを使い、各社のクルマの安全性について努力を惜しまないでいます」

「ただし、彼らは大切なことを見逃しています。それはダミー人形の規格が50年も前のモノであるということです」と彼は語る。

2013年にカリフォルニア大学と共同で行われた調査によると、交通事故によって死亡した人の、実に78%が平均体重よりも重たいという結論が出た。

また、高齢の人は下肢ではなく、胸部に損傷がある場合が多い。

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