「小さくない」ミニの時代 歴史上の反省、今後の野望は? インタビュー

公開 : 2017.09.30 10:10

7車種中5車種しか認知されていない?

「5ドアモデルはスモールカーのクラスにおいて平凡なクルマに飽き足らない顧客層を獲得するための、またとない援護射撃です。くわえて、Cセグメントへのエントリーもしたいと思っています」

これらの変化は、既存の顧客を遠ざけてしまうかもしれないのでは?

「新生ミニにおける既存顧客の反応も実はいいのです。同時に、新しい顧客を導き入れています。これまでわれわれを認知していなかった顧客が多くいるのです」とブラウンリッジ。

ただ、極めて重要な課題は、ミニがただ1車種のブランドではないことを顧客に理解させることである。

7種類の車種をラインナップしながらも、「5車種の認識しか得られていません。ミニ・クーパーの認知は行き届いていますが、多くのひとはクラブマンを知らないのです」ブラウンリッジはいう。

再出発のラインナップは、いまも尚その足場を固めている。

「われわれは、スモールカー・セグメントに3車種を配備しています。3ドア、5ドア、そして、コンバーチブルです。そして、全てはそのクラスでトップクラスの販売台数を誇ります。それらは安定しているので、特にてこ入れをするつもりはありません。よいリセール・バリューと顧客ベースが付いています」とブラウンリッジ。

「クラブマンで、われわれは新しい顧客を招き入れることができ、ハッチバックでは、顧客が順調に伸びています。カントリーマンは、今では十分なサイズを有しており、家庭におけるセカンドカーとしてではなく、メインのクルマとして通用します」更にミニの新しいニュースは続く。2019年には全電動化されたミニが導入される。

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