マセラティ・レヴァンテがマイナーチェンジ MY 2018「S グランスポーツ」に試乗

公開 : 2017.10.24 11:50  更新 : 2017.10.24 11:50

マセラティのSUV、レヴァンテ。売れているため、2018年モデルとしてマイナーチェンジ版がでました。英国編集部が試乗します。

もくじ

どんなクルマ?
レヴァンテ 売れるゆえの改善実施

どんな感じ?
質はそのまま 装備、安全性が高まる
ハンドリング 走りの印象は?

「買い」か?
改良が奏功 マイチェンで一段と進歩

スペック
マセラティ・レヴァンテS グランスポーツのスペック

どんなクルマ?

レヴァンテ 売れるゆえの改善実施

新しいマセラティ・レヴァンテ。つい昨年、われわれはみなレヴァンテに驚かされたばかりだが、その2018年バージョンだ。

レヴァンテは、すでにマセラティの主力車種となっており、発売から15カ月間で全世界において2万5千台を売り上げている。2015年は、会社全体でも年間3万2千台しか売れなかったのに。

現在のポルシェにおけるカイエン、マカンと同様、将来にわたってマセラティのビジネスの根幹になるであろう。「何かをするより何かをしないほうがリスクが高い」とマセラティの前CEOハラル・ウェスターはよく言ったものだ。

よって、レヴァンテの競争力を磨き続けることはとても重要なのだ。そして実行あるのみ。

このような訳で、発表後わずか18カ月でレヴァンテにモデルイヤーのアップデートが行われた。主として安全性と快適性の拡充だが、スタイルとトリムレベルも変更されている。

一方のエンジン・ラインナップに変更はない。少なくとも世界的な意味では。英国には3.0ℓV6ツインターボガソリンエンジンには350psと430psの2種類があり、275psの3.0ℓV6ターボディーゼルも選択可能だ。

英国のような右ハンドルの国では、今までV6ディーゼルエンジンしか選べなかったが、今後は275psのディーゼルに加えて430psのレヴァンテV6 Sも販売される。小出力版のガソリンエンジンは少し遅れそうだ。

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