アウディ、すすむ合成燃料の研究 再生可能な電力、水、CO2から製造

公開 : 2017.11.10 19:10

たんなる「理想論」ではないプロセス

アウディe-dieselは、従来の内燃エンジンをほぼCO2ニュートラルに作動させる可能性を秘めているというのがアウディの主張だ。

e-dieselを生産するために、パワー・トゥ・リキッド(電力を用いて液体燃料を製造する)工場では、水力発電によって得られた余剰な電力を合成燃料に変換する。

そのとき、適用される化学反応の原理は以下の通り。

1、最初に水力発電により生みだされたグリーン電力を用い、水を水素と酸素に電気分解

2、非常にコンパクトなマイクロプロセス・テクノロジーを用いて水素をCO2と反応させる

3、このCO2は、大気もしくは有機系廃棄ガスから取得

これは、他のあらゆるAudi e-fuelの場合と同様、炭素を得るための唯一の方法とされる。これにより、長鎖炭化水素化合物を生成

4、最後の工程では、上記がAudi e-dieselとワックスに分離

このワックスは、他の産業分野で利用される。

実現はいつ頃なのだろうか?

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