アルファ・ロメオ155再現のDTMレーサー『5S-SGT』登場 現行ジュリアをベースに750ps化 公道向け仕様も販売

公開 : 2026.07.07 07:45

1990年代にドイツのDTMレースシリーズで活躍したアルファ・ロメオ155へのオマージュとして、新興メーカーのSGTアウトモビリが『5S-SGT』というモデルを発表。ワイルドで個性的なレーシングカーです。

1990年代のレーシングカーへのオマージュ

新興メーカーのSGTアウトモビリは、1993年にドイツのDTMレースシリーズで優勝したアルファ・ロメオ155へのオマージュとして、同社初の市販モデルを発表した。

現行のジュリア・クアドリフォリオをベースにした新型『5S-SGT』は、カーボンファイバー製ボディで155のレーシングカー仕様を忠実に再現しつつ、公道走行も可能となっている。

5S-SGT
5S-SGT    SGTアウトモビリ

SGTは、このモデルを「レプリカでもレストモッドでもない」とし、かつてのワイルドなスーパーサルーンが現代に生産されたらどのような姿になるか、という同社のイメージを具現化したものだと説明している。

5S-SGTの心臓部には、クアドリフォリオの2.9LツインターボV6エンジンが搭載されており、標準仕様の520psから、公道向けの『ストラダーレ』仕様では620ps、サーキット向けの『トロフェオ』仕様では750psへと出力が引き上げられている。また、新しい排気システムが装備されており、バルブ機構によって通常走行時は静粛性を高め、サーキット走行時にはパワフルな排気音を解放できるようになっている。

レースに特化した簡素なインテリア

トランスミッションはクアドリフォリオ専用の8速オートマティックで、駆動方式は四輪駆動となる。このトランスミッションは、出力増加に対応するために強化されており、必要に応じて動力の100%を後輪に送るよう切り替えることも可能だ。

一方、シャシーは全面的に見直され、ジュリア・クアドリフォリオに比べてねじり剛性が25%向上しているという。

5S-SGT
5S-SGT    SGTアウトモビリ

インテリアは軽量化のため不要な装備を外し、後部座席の代わりにロールケージと消火器が設置されている。フロントにはカーボンファイバー製のバケットシートが装備され、センターコンソールには新しいスイッチパネルが設けられており、電磁式ダンパーの硬さ、ディファレンシャル、エンジンマップなどの各種設定を調整できる。

5S-SGTの総重量は、公道向けのストラダーレで1590kg、トロフェオ仕様では1490kgとなっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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