セレブ御用達 モデナのカスタム会社「アレス」訪問 人気の理由なぜ

公開 : 2018.02.24 07:10  更新 : 2018.02.24 10:01

3年で300台 41億円の収益性

われわれはアレス・アトリエと表示され、モダンな家具がいたるところに置かれている大きな白いショールームへと通された。ガラスドアを通して見渡せる反対側には作業中の車両にシートが掛けられている。

バハールが現れるまで長々とコーヒーを楽しんでいたが、現れた彼は2010年当時から齢をとって見えないばかりか、いつもの存在感で実際以上に大きく見えた。

バハールはにこやかにわれわれを歓迎すると、すぐにビジネスについての話を始めた。アレスでは2014年の業務開始以来、約300台の車両を「改良」しており、売上高2700万ポンド(41億円)の収益性と将来性を併せ持つのだと言う。

顧客からの要望により、このビジネスは急速に成長していると彼は言う。当初は個人向けに彼らの車両へ新たなトリムとボディワークを提供していたが、アレスは今やより高度なデザインとエンジニアリングへの対応を行っている。

当初5人だったスタッフは110人にまで増えており、彼らのほとんどがエンジニアか生粋のイタリア人の職人である。

バハールによると、一言で言えば、アレスとは「コンセプトから創造」するコーチビルダーであり、裕福な顧客がクルマとアイデアをここへ持ち込めば、アレスが持つ創造性によって、それを現実のものにすることができると言う。

唯一の制限はアレスも「安全性と認定は遵守する必要がある」ことだけだ。

そしてバハールはふたつの急速に広がるトレンドがあると言う。

ひとつ目は、カスタマイゼーションを施されたクルマは時に魅力的に見えるため、もちろん最初の注文主の承諾と幾分のコスト調整を行った上ではあるが、さらに5台から15台ほどの追加需要があるというもの。

もうひとつはクラシック・モデルのオーナーに急速に広がる要望で、見た目はオリジナルに留める一方で、中身には最新のサスペンション、ブレーキ、エンジンに空調や、コネクティビティといった機能を搭載するというものだ。

「自動車を作り変えている訳ではありませんが、このビジネスはわれわれを想像もしていなかった場所へと導いてくれています」とバハールは語る。

生産ラインを案内してもらうことになった。

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