フェラーリ 初の量産ハイブリッドは2019年半ば SUVに採用か

公開 : 2018.03.07 19:30

フェラーリ初の量産ハイブリッド・モデルが登場。ラ・フェラーリとは異なり、航続距離と効率の向上を目的としたこのモデルはプラグインハイブリッドとなることが予想されます。一方で、エンジンを積んだフェラーリも将来にわたって存続するようです。

もくじ

初の量産ハイブリッド ラ フェラーリとは異なる役割
おそらくプラグイン 内燃機関も存続

初の量産ハイブリッド ラ フェラーリとは異なる役割

フェラーリ初となる量産ハイブリッド・モデルの登場は18カ月以内になると、会長のセルジオ・マルキオンネが明らかにしている。

このイタリアのスーパーカー・メーカーには既にV8のハイブリッド・パワートレインを積んだテスト車両が存在するとマルキオンネはいう。

フェラーリ初のハイブリッド・モデルに積まれるのは、「その役割を果たすために一般的なハイブリッド」が選択され、効率よりもそのパフォーマンスを向上させるための「アドオン」だった、ラ フェラーリのキネティック・エネルギー回収システムとは異なるものになる。

このハイブリッド・システムを搭載するモデルはいまのところ明かされていないが、そのタイミングから、フェラーリで大きな話題となっているSUVモデルが有力候補だ。この話題のSUVは来年の登場が噂されている。

マルキオンネによれば、フェラーリにとってハイブリッド・モデルは、CO2排出量に関するEUの2021年規制への対応をより確実にしてくれる存在とのことだ。さらに彼は「われわれは頼みの綱として、電動化をさらに進めることになります」と話す。

フェラーリの年間生産台数は1万台以下のため、現時点ではCO2排出量規制の対象にはならないとしながらも、マルキオンネは「年間生産台数が1万台を上回れば、排出量規制への対応が必要となります。しかし、ハイブリッドがあれば、その対応も問題とはなりません」と語る。

関連テーマ

おすすめ記事

 

ジュネーブモーターショー2018の人気画像