シトロエンC4「ピカソ」の名を廃止 スペースツアラーへ MPVのシナジー期待

公開 : 2018.03.09 16:10  更新 : 2021.03.05 21:43

C4からピカソの名がなくなります。欧州での販売が好調なシトロエンのミドルサイズMPVですが、ピカソの名前が、より大型のスペースツアラーとの関係性を弱めていたとのことです。モデルチェンジを控える末弟のベルランゴも気になるところです。

もくじ

ピカソ改めスペースツアラーへ 共通イメージが重要
スペースツアラーの需要は急増 末弟もモデルチェンジへ

ピカソ改めスペースツアラーへ 共通イメージが重要

シトロエンでは、ブランド最大のMPVであるスペースツアラーとのより密接な繋がりを強調するため、C4からピカソの名を外すことにした。

シトロエンの英国広報がAUTOCARに語ったところによれば、新たなC4スペースツアラーとグランドC4スペースツアラーには、最大9名まで乗車可能なブランド最大のMPVであるスペースツアラーとの「より良いシナジー」が期待できるとのことだ。

ピカソの名は、この5人乗りと7人乗りのMPVであるC4が2006年に誕生して以来使われてきたが、それにより予期せぬ「ミドルサイズとラージサイズMPV間の断絶」を生み出すことになったという。


シトロエンによれば、このサブネームの変更により、同じEMP2プラットフォームを共有し、同じスペースツアラーを名乗ることになる3台の関係性をより明確にすることができるとのことだ。

MPV市場が縮小するなか、C4のセールスは依然好調を保っている。2016年からは合計で7013台の減少となったものの、シトロエンは昨年9万9254台のC4 ピカソとグランドC4ピカソを欧州市場で販売した。

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