ロールス・ロイス、さらなるワンオフ検討 スウェプテイルに続く

公開 : 2018.03.09 18:10

将来はクラシックに回帰 ビスポークは盛況

さらに先、恐らく2040年までには、自立運転モデルの実用化と歩行者保護の必要性が減少することで、より独創的なデザインが視野に入ってくるとミュラー・エトヴェシュは話す。20世紀の独立シャシーにビスポークのボディをもつモデルを引合いにだし、「クラシック・スタイルに回帰することになるでしょう」と彼はいう。

ロールス・ロイスのビスポーク部門はますます多忙を極めており、近年ではいくつかの重要なプロジェクトを手掛けている。そのなかには、もちろんスウェプテイルが含まれるが、今年のジュネーブ・モーターショーでも4台のモデルを発表している。こんにち、ほとんどの新車には、顧客からの求めに応じてビスポーク部門の手が入っていることを、以前ロールス・ロイスはAUTOCARに明かしている。


しかし、次の超希少モデルは、スウェプテイルのように顧客からの要望にもとづき開発されたものにはならないという。

昨年、スウェプテイルについて語った際、テイラーは「今回ほどお客様と密接に相談しながら作り出すモデルというのは、おそらく、このスウェプテイルが最後になるでしょう。決してわれわれがそうしたくないからではなく、この方法には、常に顧客の要望を正しく理解できるかという問題があるからです。つまり、ロールス・ロイスというブランドの価値や、お客様に相応しくないモデルを作り出してしまう危険があるということです」とも語っていた

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