ミラ・トコットに試乗 女性社員が提唱「ジワる」クルマ、開発の裏側 「かわいい」の再定義も

公開 : 2018.07.20 18:10  更新 : 2018.07.21 11:50

3つのこだわりと安全装備

こだわりポイントは大きく分けて3つ。

まずひとつ目が、安心/安全へのこだわり。若い女性だけでなく、運転に不安を覚えるようになってきたお年寄り世代にも、扱いやすいパッケージや装備であること。

ふたつ目に、自然体でいられるシンプルで愛着のわくデザインであること。

そして3つ目に、初めてクルマを購入する若年層などに向けて、手ごろな価格であること。

なるほど、実車を前にすると、これらのポイントがバランスよく融合しているなと感じます。

たとえば、シンプルな四角いフォルムは、駐車場などでの取り回しで有利だし、運転席から左右のボンネット角が確認できる、右サイドミラーとAピラーとの間にすき間をつくることで死角をなくしているなど、運転のしやすさへのこだわりが見て取れます。

そのうえ、ダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載しているので、万が一のときにも安心。ちなみに、2018年7月17日現在の受注状況では、購入者のほぼ100%が「スマアシIII」搭載のグレードを選んでいるとのこと。

最新の安全装備を付けても、113万9000円〜という価格は、お安くない軽自動車が増えるなか、お得感があります。

さて、トコットは、名前は違うものの、昨年生産を終了した、「ミラ・ココア」の後継といってもいいモデル。つまり、女性向けの「かわいい系」モデルです。

そこで、女性社員チームが取り掛かったのは、「かわいい」という言葉の再定義でした。

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