アウディA4(B9系)【UK中古車ガイド】 メルセデス・ベンツCクラスやBMW 3シリーズよりも控えめなことが魅力 インテリアは歴代の頂点

公開 : 2026.10.02 18:05

BMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラスより、主張が控えめという魅力を持つアウディA4。標準サスなら乗り心地は快適で、内装はB9系が歴代ベストと言えます。UK編集部が先代の魅力を再確認します。

上級サルーンの中で控えめな存在感という魅力

運転の楽しさを重視するなら、BMW 3シリーズ。ブランドロゴを重視するなら、メルセデス・ベンツ Cクラス。Dセグメントの上級サルーンを考える時、アウディA4は控えめな存在かもしれない。だがそこが、大きな魅力といえる。

B9系のA4は2015年に登場。スタイリングは、先代からの延長上にあった。しかしボディサイドは彫刻的になり、さりげない空力アイテムと相まって、全体的にはシャープさを増していた。MLBエボ・プラットフォームで、サイズも拡大している。

アウディA4(B9系/2015〜2025年/英国仕様)
アウディA4(B9系/2015〜2025年/英国仕様)

当初のエンジンは、ガソリンでは150psの1.4Lターボと、189psか252psの2.0Lターボという3種類。前者はやや力不足で、後者はクワトロ専用だった。ディーゼルでは、150psか189psの2.0Lターボと、271psの3.0L V6ターボの3種類が用意された。

2019年に小変更を受け、燃費の良いディーゼルはマイルド・ハイブリッドに。135ps、163ps、203psはそれぞれ30、35、40のTDIを名乗った。ちなみに現在までに、フロントシートや牽引ブラケットのモジュールまで、8件のリコールが出されている。

歴代A4でB9系が頂点にあったインテリア

A4は基本的に前輪駆動で、操縦性は3シリーズに届かないが、標準サスペンションなら快適性で勝る。とはいえ、大径ホイールを履きサスペンションが引き締まる、Sラインやウルトラは揺れが多め。オプションのアダプティブダンパーが、改善してくれる。

キャビンは、拡大したボディに合わせて広々。右ハンドルの場合、ペダルは若干右側へオフセットし、足元の空間はやや狭いが。リアシートは40:20:40の分割で倒せる。英国のトリムグレードは、SEとスポーツ、Sライン、ブラックエディションの4択だった。

アウディA4(B9系/2015〜2025年/英国仕様)
アウディA4(B9系/2015〜2025年/英国仕様)

2019年の改良で、タッチモニターのシステムがアップデートされ、バーチャルコクピットが標準に。新しいデザインの、LEDヘッドライトとフロントグリルも得ている。トランスミッションは、デュアルクラッチのSトロニックが人気だった。

歴代のA4で、インテリアはB9系が頂点にあったといえる。走りは洗練され快適性も高い。落ち着いたプレミアム・サルーンやワゴンをお探しなら、これが1つの正答だ。

新車時代のAUTOCARの評価は?

新しいA4で、アウディはドイツの自動車メーカーとしての理想像を見事に体現した。空力特性に優れ効率性も高い。各メーカーが羨む仕上がりにある。(2015年11月4日)

アウディA4 アバント(B9系/2015〜2025年/英国仕様)
アウディA4 アバント(B9系/2015〜2025年/英国仕様)

記事に関わった人々

  • ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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