【ダイハツ・ミラ・イース・チューンドby Dスポーツ・レーシング】軽さは正義!モータースポーツを気軽に #TAS2026

公開 : 2026.01.09 18:45

ダイハツは、1月9~11日に幕張メッセで開催されている『東京オートサロン2026』に、『ダイハツ・ミラ・イース・チューンドby Dスポーツ・レーシング』を出展しました。元々軽い車両であることが幸いしたようです。

モータースポーツのベース車両として

ダイハツは、1月9~11日に幕張メッセで開催されている『東京オートサロン2026(以下TAS)』において、『ダイハツ・ミラ・イース・チューンドby Dスポーツ・レーシング』を出展した。

テーマは『モータースポーツのすそ野を広げ、走る楽しさをみんなのものに』。Dスポーツ・レーシングのチューニングを施し、パートナーであるSPKからコンプリートカーとして販売される予定で、競技ベース車という位置付けだ。

開発に携わったダイハツの吉岡祐輔氏は、モータースポーツ車両を作る喜びを語った。
開発に携わったダイハツの吉岡祐輔氏は、モータースポーツ車両を作る喜びを語った。    内田千鶴子

ミラ・イースをベースに、カタログ車にはないターボエンジン、5速MTを搭載。フロントスーパーLSD、6点式ロールケージやフロントベンチレーテッドディスクブレーキを標準でパッケージングしている。

5ドアや乗車定員4名はそのままとし、ミラ・イースの普段使いの使い勝手を壊さないままで、モータースポーツを気軽に楽しめるクルマに仕上げた。

トランスミッションはコペンなどのFF用のもので、エンジンはKF-VET型。搭載するにあたり補器類などは変更したものの、それ以外の変更はないという。従ってパワーとトルクは従来通りとされた。

再びモータースポーツのクルマを作ることができた

ダイハツ・コーポレート統括本部ブランド推進室主任の吉岡祐輔氏は、このクルマを開発するにあたりこうコメントしている。

「私が若いころ、ダイハツにはミラTR-XXアバンツァートなど、ワクワクするクルマがありました。そしていま、またこうしたクルマがほしいという思いが、私だけでなくこのクルマに携わったメンバーにもあり、そこからどうやったら作れるだろうと考えた結果です」

会場には10時間耐久レース参戦車(左)と並んで展示。
会場には10時間耐久レース参戦車(左)と並んで展示。    上野和秀

そこにSPKの知見が加わり、初めてできたクルマなのだ。ベース車両にミラ・イースを選んだ理由は『軽さ』だった。

「Dスポーツ・レーシングはミラ・イースでモータースポーツに参戦していますが、軽くて速いのは魅力的。ミラ・イースはエコカーで出してはいますが、そのために軽量化していますので、その素性はモータースポーツに適しています。まさに、軽さは正義。そこでワクワクしてもらえるクルマが作れるのではないかと考えました」と実車を眺める吉岡さん。

「ダイハツが再びモータースポーツのクルマを作ることができたのは嬉しいです」と目を細めた。

吉岡さんが語るように、楽しくクルマを操る際の軽さは正義だ。今回はモータースポーツ参戦車両のベースなのでロールバーも込みで市販されるが、実用性を鑑み、ぜひ一般ユーザー向けにロールバーのない状態でも販売してほしい。自らの手でクルマを操る楽しさを再び訴求できる格好の1台だと考えるからだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    内田俊一

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 撮影

    内田千鶴子

    Chizuko Uchida

    イタリアとクルマが大好きで、1968年式のFiat 850 spider Serie2を20年以上所有。本国のクラブツーリングにも何度か参加している。イタリア旅行時は、レンタカーを借りて一人で走り回る。たまたま夫が自動車ジャーナリストだったことをきっかけに取材を手伝うことになり、写真を撮ったり、運転をしたりすることになった。地図は常にノースアップで読み、長距離試乗の時はナビを設定していても、ナビシートで常に自分で地図を見ていないと落ち着かない。
  • 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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