歴代BMW 3シリーズを振りかえる E21/E30/E36/E46/E90/F30

公開 : 2018.10.03 12:05

E30 3シリーズ(1983〜1992年)

1980年代を象徴するクルマを1台あげよといわれたら、E30型はその最右翼だろう。例のサメ型ノーズはおとなしくなったが、より滑らかなスタイルと広い室内空間を得て、引きつづき安定した人気を博した。

この代から加わった4ドアセダンや正真正銘フルオープンのカブリオレ(初期のみバウアー製も存在した)、ツーリング、そして筋金入りの高性能モデルM3は、いずれも好評のうちにむかえられた。そうそう、2ドア版もかわらず健在だった。

エンジンバリエーションも増えた。英国にはターボディーゼルこそ導入されなかったが、四輪駆動の「X」バージョンが一時期販売された。

E30の中古車相場は一般的な経過をたどり、いったんは1000ポンド(15万円)あれば買えるまでに値下がりしたが、どのモデルもこのところ上昇気流にある。いまやクラシックカーとして認知され、4気筒よりも6気筒のモデルが珍重される傾向だ。

おかげで316iや318iのとくに4ドア版はお買い得感が高くなっている。また318isは、やんちゃなホットハッチに対する上品なアンチテーゼとして根強い支持をうけている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

BMW 3シリーズの人気画像