歴代BMW 3シリーズを振りかえる E21/E30/E36/E46/E90/F30

公開 : 2018.10.03 12:05

E21 3シリーズ(1975〜1982年)

すべてのはじまりは1975年登場の初代、E21型だ。ちなみに、ファンは歴代モデルをコード名で識別する。

先代にあたるのはコンパクトカーの2002だが、E21はそのサメのような特徴ある逆スラントノーズを受けつぎ、あたかも拡大コピーしたかのようにより大型で上級な仕立てとなった。

室内には5シリーズのシートが詰めこまれ、ボンネットの下ではオモチャのように小さな6気筒エンジンが唄う。

いまや絶滅した2ドアセダンという形態のクルマがこれほどまで名声を博しもてはやされたことなど、後にも先にもなかった。6年間でなんと100万台も売れたのだ。

トップモデルの323iはやたらとテールを振り出すお調子者だったが、もうひとつの6気筒モデル320と4気筒の316のほうは現代のクルマにもひけをとらない乗り味に驚かされる。

セダンボディのほかには、オープン時も窓枠やロールバーが足場のように残るバウアー社製のカブリオレボディがのちに加わった。

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