三菱エクスパンダー、インドネシアで好評 生産増強 40億円の投資へ

公開 : 2018.10.03 19:10

知らないひとも多いかもしれない三菱エクスパンダー。三菱はこれを「次世代クロスオーバーMPV」と表現します。これが非常に好評。40億円の投資で2020年度までに16万台の生産をめざしています。具体的なスキームを探るとともに、どれほどの人気かをお伝えします。

もくじ

エクスパンダー増産のために
エクスパンダー、どれくらい人気?

エクスパンダー増産のために

三菱は、インドネシア共和国の乗用車生産拠点であるミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア(所在地:西ジャワ州ブカシ県。以下、ブカシ工場)の年間生産能力を、設備拡張により2020年度までに現状の16万台から22万台に増強することを発表した。

生産能力の増強は、次世代クロスオーバーMPV「エクスパンダー」のインドネシア国内及び輸出向け台数の増加に対応するもの。

ブカシ工場では約40億円の投資により生産設備を拡張するほか、従業員を新たに800人雇用して約4100人の体制とする予定。

エクスパンダーの生産台数は、2020年度までに年間11万5千台から16万台に増加させる計画であり、このうちASEAN諸国を初めとする海外輸出分についても3万台から5万台に増加させる計画だという。

また、エクスパンダーのエンジン生産を、日産の現地生産子会社であるニッサン・モーター・インドネシア(所在地:西ジャワ州プルワカルタ)でおこなう。

ニッサン・モーター・インドネシアは新たな投資による生産設備の拡張と従業員の新規雇用により、エクスパンダーのエンジンを年間16万基生産する予定。

エンジン現地生産によって、エクスパンダーの部品現地調達率は約70%から約80%に上昇し、部品の新規発注等に伴う現地メーカーへの経済波及効果も見込まれる。

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