【日産は不調、ホンダやマツダも苦戦】2026年1月期の新車販売台数 2カ月ぶりにマイナス

公開 : 2026.02.03 12:05

2026年1月期の新車販売台数(速報値)が発表されました。登録車はマイナス、軽自動車はプラスですが、トータルでの2026年1月期の新車販売台数は36万7748台と2カ月ぶりに前年実績割れとなりました。

2026年1月期の新車販売台数(速報値)

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2026年1月期の新車販売台数(速報値)を発表した。

日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の2026年1月期の新車販売台数は、前年同月比4.2%減の22万8832台と2カ月ぶりのマイナス。一方、全国軽自動車協会連合会がまとめた2026年1月期の軽自動車の新車販売台数は、同1.1%増の13万8916台と2カ月連続でのプラスとなる。

1月の日産は、前年同月比17.2%減の1万9318台と不調。写真はB5グレードが追加されたリーフ。
1月の日産は、前年同月比17.2%減の1万9318台と不調。写真はB5グレードが追加されたリーフ。    日産自動車

結果として、トータルでの2026年1月期の新車販売台数は同2.3%減の36万7748台と2カ月ぶりに前年実績割れに転じた。

2026年1月期のブランド別新車販売台数

登録車で前年実績を超えたのは、スズキ(同25.4%増の1万5873台)、レクサス(同12.0%増の7048台)、ダイハツ(同0.8%増の2188台)という3ブランドのみ。

対してトヨタ自動車(同4.0%減の11万4107台)やマツダ(同12.4%減の8542台)、スバル(同10.6%減の6259台)は前月のプラスからマイナスに転じ、またホンダ(前年同月比4.5%減の2万7138台)や日産自動車(同17.2%減の1万9318台)、三菱自動車(同13.6%減の3846台)は前年実績割れが続いた。

1月のホンダは、前年同月比4.5%減の2万7138台と苦戦。写真は今年デビュー予定のスーパーワン。
1月のホンダは、前年同月比4.5%減の2万7138台と苦戦。写真は今年デビュー予定のスーパーワン。    山田真人

一方で貨物車のブランドは、いすゞ自動車(同1.1%増の5404台)がプラスを回復し、また三菱ふそう(同45.9%増の2597台)とUDトラックス(同1.3%増の870台)はプラスを維持。対して日野自動車(同16.1%減の2623台)はマイナスが継続した。

軽自動車の2026年1月期のブランド別新車販売台数

前年同月比で7.5%減ながら4万4990台を販売したスズキが2カ月ぶりのシェアトップに就く。前月首位のダイハツは同11.1%増の4万3063台を記録したものの、1927台の差で第2位に陥落した。

また、ホンダは同1.6%増の2万2273台、三菱自動車は同4.4%増の6037台とプラスを継続したが、日産自動車は同2.4%減の1万5978台とマイナスに転じる。

1月のマツダも前年同月比12.4%減の8542台と苦戦。新型CX-5の導入が待たれる。
1月のマツダも前年同月比12.4%減の8542台と苦戦。新型CX-5の導入が待たれる。    平井大介

一方、OEM供給を受けるブランドではトヨタ自動車が同44.2%増の1900台、スバルが同25.3%増の1532台とプラスを維持し、対してマツダは同5.3%減の3115台と前年実績割れが続いた。

2026年1月期の新車販売に関して業界団体の関係者は、「新車販売は2025年12月期に登録車と軽自動車ともに復調し、トータルでは6カ月ぶりに前年実績を超えたものの、2026年1月期は登録車がマイナスに転じ、また軽自動車も前月から伸び幅が縮小(3.8%増→1.1%増)したため、結果的にトータルでの新車販売は2カ月ぶりに前年実績を下回った。

ブランドでは日産自動車の不調が続き、またホンダやマツダも苦戦を強いられている」と解説する。

今後の新車販売市場は楽観できない状況

今後については、「ユーザーの潜在需要は底堅く推移しているものの、実質賃金のマイナス傾向は続き、また食料品や電気・ガスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっていることから、今後の新車販売市場は楽観できない状況。

原材料費および輸送費の高騰に伴う車両価格の上昇や、消費者のクルマに対する低価格志向の強まりなども、市場全体としてはマイナスポイントになる。日産やホンダの回復が予測しづらいことも不安要素。

一方で今春には販売台数を伸ばしそうな新型車や特別仕様車が順次リリースされる予定なので、これらがどれくらい新車市場を牽引していくかがカギとなる」と指摘した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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