スーパーカー超王が感銘! 新型『日産ルークス』は驚きのスーパーハイトワゴン 軽自動車こそ日本が世界に誇る工業製品

公開 : 2026.02.03 11:45

日産の最新スーパーハイトワゴン、新型『ルークス』にスーパーカー超王こと山崎元裕が試乗します。スーパーカーではなく軽自動車ですが、初代から数えて第4世代となる新型ルークスに大きな魅力を感じているようです。

軽自動車の厳しい制限の中で

ボディサイズの上限が全長3400mm、全幅1480mm、全高2000mm、搭載エンジンの排気量も660cc以下とされる現在の軽自動車。その厳しい制限の中においても着実な進化を続ける軽自動車は、日本が世界に誇る工業製品であると言えるだろう。

今回、日産から発表された最新スーパーハイトワゴンとなる新型『ルークス』に試乗して、その考えはより確かなものになった。初代から数えて第4世代となる新型ルークスは、それほどまでに大きな魅力を感じさせるモデルだった。

日産の最新スーパーハイトワゴン、新型『ルークス』に山崎元裕が試乗。
日産の最新スーパーハイトワゴン、新型『ルークス』に山崎元裕が試乗。    平井大介

そもそも『スーパーハイトワゴン』というカテゴリーは、軽自動車の中でも最大の室内空間と機能性を求めて誕生したもの。だが、近年ではそれに加えて、さらなる高級感向上が重要なコンセプトとして開発時に掲げられるようになった。それはキャビンのフィニッシュや装備のレベルだけではなく、実際に走りの中で感じる印象にも表れている。

軽自動車は果たしてどこまで進化を続けるのか。新型ルークスは、そのような未来への期待さえも抱かせてくれるニューモデルだったことをまずは報告しておきたい。

新型ルークスの車種ラインナップは、まずエンジンがノンターボであるか、あるいはインタークーラー付きターボであるのかで大別することができる。最高出力と最大トルクは前者が52ps/60Nm、後者は64ps/100Nmという数値。ミッションは無段変速機のCVTとなり、駆動方式はいずれのエンジンでもFWDと4WDの選択ができる。

さらに高級感を高めた上級グレードの『ハイウェイスター』と、それに最先端の安全装備を満載した『同プロパイロットエディション』もすべての組み合わせで用意。

参考までに車両本体価格は、167万2000円から236万3900円までのレンジで設定される。

そのスタイリングは実に巧み

最初に試乗したのは、実際のセールスではコアモデルのひとつともいえる、ノンターボの『X』グレードだった。

ドライブを始める前にまず好印象を得たのは、そのスタイリングが実に巧みなものであること。先代モデルよりもルーフをさらに前方へと延長し、フロントウインドウ(Aピラー)の角度をより立ち上げたことで、まずは前後方向のキャビンの大きさを表現。

最初に試乗したのは、実際のセールスではコアモデルのひとつとなるノンターボの『X』グレード。
最初に試乗したのは、実際のセールスではコアモデルのひとつとなるノンターボの『X』グレード。    平井大介

同時に全幅方向においても、フロントマスクのデザインや、ボディサイドの特徴的なプレスラインなどで、視覚的にワイドな印象を強く感じさせるテクニックが、とても魅力的なものに感じられるのだ。

キャビンのスペースは、この外観から想像していた以上に魅力的なものだった。水平方向のラインを基調としたインパネまわりは端正なデザインでまとめられており、それもまた広さの演出に大きな効果を生み出していることが理解できる。

新型ルークスで実現された室内長は、先代モデル115mmをプラスした2315mm。前後に350mmスライドさせることが可能だという後席の居住性も高く、さらにはその後方に、最大長で675mmを得たという機能的にデザインされたラゲッジルームさえ備わる。

ドライブを始めてすぐに感じたのは、前方左右に広がる視界が驚くほどに良好なことだった。

搭載されるノンターボエンジンのパフォーマンスは必要にして十分なレベルだが、それに組み合わされるCVTの優秀な制御が、市街地での走りではスムーズな印象を生み出している。

新型ルークスでは、『エコ』、『スタンダード』、『スポーツ』という3タイプのドライブモードをスイッチ操作で選択できるが、エコモードでもそのスムーズさは変わらなかった。

そしてさらに感動的だったのは、乗り心地の素晴らしさだ。最初に触れた『走りの高級感』とはまさにこれを意味するもので、ここにも多くのカスタマーは新型ルークスの進化、そして魅力を感じることは間違いないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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