新技術ことはじめ 真のパイオニア vs 世間が考えるパイオニア 目指すは名誉回復

公開 : 2019.03.03 16:50  更新 : 2021.03.05 21:42

SUV

ジープのニックネームをもつウィリスMBのことはご存知だろうが、そのニックネームの由来に関するさまざまな説を検証するにはページがいくらあっても足りない。

だが、クルマそのものの説明は簡単であり、高い操作性と軽量ボディを併せ持つ多目的モデルを求める米軍からの要請に基づき開発が行われた。この開発競争に勝利したのがウィリスであり、その頑丈さで完全に米軍の要求に応えることに成功したジープは、ドワイト・アイゼンハワー大統領が、揚陸艇と輸送機とともに、第2次世界大戦を勝利に導いた3つの立役者のひとつにあげている。

一方、ローバーは戦争よりも平和を選び、こうしたモデルを誰もがどこへでもいくことのできるクルマにしようと考えた。その結果、さらに良いモデルが登場するまでとして、ともかくランドローバーの生産が開始されたのだが、それは70年近くも続くこととなった。

真のパイオニア

1941年:ウィリスMB

世間が考えるパイオニア

1948年:ランドローバー

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