とってもチャーミングなクルマ 24選 思わず見とれる可愛らしいデザイン
公開 : 2025.06.01 18:25
クルマの世界では外観がとても重要。今回は、AUTOCAR英国編集部が選ぶ「チャーミング」なモデルを24台紹介します。ミニ、アウトビアンキ、ルノーなど、思わず連れて帰りたくなるような魅惑的なデザインです。
もくじ
ー敵意のない親しみやすい外観
ーオースチン・ヒーレー・スプライト/MGミジェット
ーアウトビアンキA112
ーシトロエン2CV
ーシトロエン・メアリ
ーダイハツ・コペン
ーフィアット126
ーフィアット・ヌオーヴァ500
ーフィアット500
ーフォード・フィエスタMk1
ーゴッゴモビル
ーイノチェンティ・ミニ
ーロータス・エリート
ーマツダMX-5
ーミニ
ーナッシュ・メトロポリタン
ーNSUスパイダー
ープジョー205
ールノー・ドーフィン
ールノー・トゥインゴ
ーサーブ92
ースマート・フォーツー
ータン・フア・ブック・オブ・ソングス
ーフォルクスワーゲン・ビートル
ーフォルクスワーゲン・カルマンギア
敵意のない親しみやすい外観
「チャーミング」という言葉を定義するのは難しいが、一般的には、「人の心を惹きつける魅惑的なもの」と説明することができる。今回は、主にクルマの視覚的な魅力について語りたい。風変わりで、奇抜で、愛らしい外観のクルマをいくつか紹介する。
もちろん、このリストはあくまでもAUTOCAR英国編集部の独断と偏見によるものだ。あのクルマも載せるべき、あるいはこのクルマは載せるべきではない、という意見もあるだろう。それはそれで構わない。編集部の人間がどのような見た目のクルマを偏愛しているか、少しでも共感していただければ幸甚の至りである。

オースチン・ヒーレー・スプライト/MGミジェット
まず、物議を醸すクルマから始めよう。オースチン・ヒーレー・スプライトMk1(初代)は、英国では「フロッグアイ」、北米では「バグアイ」として知られるが、今回はリストから除外したい。確かにMk1を愛する人は多いが、その醜さから魅力を感じない人もいる。
しかし、Mk2やMk3のスプライト、ほぼ同じ形状のMk1とMk2のMGミジェット(両車は総称して『スプリジェット』と呼ばれる)、そしてオースチン・ヒーレーブランド廃止後の第3世代のミジェットはそうではない。いくつかのスタイリングの違いはあるものの、基本的な形状は共通しており、どれも愛らしいクルマだ。

アウトビアンキA112
A112は、1968年にフィアットの完全子会社となったイタリアの自動車メーカー、アウトビアンキが生産した最も有名なクルマだ。子会社化から1年後に発売された3ドア・ハッチバックのA112は、ある意味でフィアット127のプロトタイプであった。
127もそれなりに魅力的なクルマだが、A112は小さな車体に美しさを湛えている。17年間に7回の改良が行われたにもかかわらず、発売当時のビジュアルの魅力を失うことはなかった。

シトロエン2CV
今日、外観が魅力的と評されるクルマの多くは、もともと純粋な機能性を追求して設計されたものだ。フィアット500、ミニ、フォルクスワーゲン・ビートルについては後で詳しく述べるが、シトロエン2CVも例外ではない。いずれも、外観よりも機能性と低価格を重視して形作られた。
2気筒エンジンを積んだ2CVは、1948年から1990年まで非常に長期間にわたって生産された。英国では、発売当時こそ奇抜なクルマとして捉えられていたものの、年月が経つにつれて人気を獲得していった。現在では、英仏海峡の両岸で愛されている。
