フォルクスワーゲン 米国証券取引委員会が、ディーゼル問題で提訴

公開 : 2019.03.22 06:40

VWは「徹底的に争う」

フォルクスワーゲンは、発表した声明のなかで「SECの提訴は、法律にも事実にも反するものである。フォルクスワーゲンは徹底的に争う」としている。

そして同社は、株が「教養のある投資家にのみ売られた。それらの人々は完全にそして予定通りに全ての元利による利益を受け取り、被害を受けていない」と付け加えた。

「これらの起債が行われたとき、フォルクスワーゲンのディーゼル車が米国の排ガス規制に適合しないと知っていたいかなる人物も、SCEは訴えていない」

SECの訴訟は民間の罰金を通して「不正な獲得」の補償を要求している。また、米国法人の責任者としてヴィンターコルンの収監を求めている。

フォルクスワーゲンは既に米国で250億ドル(約2.8兆円)を超える刑事上および民事上の罰金を払ったほか、ディーゼル不正問題に関するいくつかの和解を取りつけている。ドイツでは投資家が約96億ユーロの被害を受けたとして補償を求め、今も裁判が続いている。

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