試乗 日産デイズ新型(プロパイロット) N-BOX超えの評価も ターボ/NA/内装

公開 : 2019.04.22 07:01

「買い」か?

内装/価格 その評価は?

前後席に大柄な男性が座ってもレッグスペースもヘッドルームも余裕。有効室内長はクラス最大級だが、ハイト系では多少の違い程度になってしまうものの、コンパクト2BOX車の後席よりは圧倒的に寛げる。しかも、後席はスライド&リクライニング機能付きである。

小物収納が豊富なのも特徴のひとつとなっているが、引き出し式を採用するなど、使っていない時には目立たないのも工夫。隙間を埋めるようにトレイやボックスがあるのは便利だが、インパネ周りの車格感を損ねるのが難点。デイズは機能と車格感の両立を図った設計であり、それがちょっと大人っぽい雰囲気を醸し出している。

こういった特徴が軽乗用車ユーザーにとってどれほど魅力的かは図りかねるのだが、ダウンサイザーを意識しているのは容易に理解できる。

マーチとどちらが魅力的と問われたら迷わずデイズと答えるし、その場合に対象となるのはハイウェイスター・ターボ(G)のプロパイロットエディション。価格は約164.7万円である。

ちなみにNAの同等仕様は約8万円安い。高価格モデルの人気が高い軽乗用車としても高価だが、標準エンジン搭載の標準系最安価モデルでも約127.3万円。高速用途でのターボとプロパイロットのアドバンテージを考えると納得だ。ダウンサイジングを軽乗用車まで拡大して検討しているユーザーは候補車筆頭に加えるべきだろう。

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