中古スーパーカー向け保険 どうなってる? 転ばぬ先の杖 最後は自分次第

公開 : 2019.05.26 10:50

駆け込み寺も さすがの保険料

さらに、顧客が保険の査定結果に納得できなかった場合、彼らは直接、消費者保護を行うモータージャーナリストとして、ワランティーワイズの保険設計にも携わったクエンティン・ウィルソンに相談することが可能であり、実際、彼のもとには週に5件程度の問い合わせがあるという。

2000年創業のこの会社では、基本的に車歴12年未満で走行距離19万3000km以下の車両に対して、保険を提供している。

さらに、2002年以降は、スーパーカーも保険対象に加えており、すでに数千台の保証を行っているとウィテカーは話す。

それでも、ハイパーカーへの保険を請け負ったのは、2016年のブガッティ・ヴェイロンが初めてのケースであり、その保険料は1万ポンドだったという。

現在、ワランティーワイズでは、約20台のハイパーカーに対する保証を行っており、その最新のケースがポルシェ918だが、その保険料は1万8000ポンド(257万円)とのことだ。これに対して、現在の平均的なハイパーカー向け保険料は1万5000ポンド(214万円)であり、スーパーカー向けは2000ポンド(29万円)となる。

では、実際の修理コストや車両の信頼性に関して、参照できるデータがほとんど存在していないにもかかわらず、彼らはどうやって保険料の算定を行っているのだろう?

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